「LPはどうやって制作すればいいの?」
「LP制作を依頼するときのポイントは?」
「LPを公開したあとは何をすればいいの?」
LP制作を考えているあなたは、そう思っていませんか
LPは、インターネット上で24時間働いてくれる営業係です。
契約や問い合わせをたくさん取ってくる優秀な営業係にするためには、構成やデザインなどポイントを押さえることが重要になります。
そこでこの記事では、LP 制作の流れや進めていくポイントについて解説していきます。
また、制作会社に依頼するときの注意点や制作方法も紹介しています。
この記事を読むことで、LP制作の流れが理解できて、自社で作成するのか、制作会社に依頼するのかの判断ができるようになります。
ぜひ、24時間働く優秀な営業マンを作成するために、参考にしてください。
LP制作の流れ以外にも、目的や特徴、制作会社など網羅的に理解したい人は以下の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
一般的なLP制作の流れ
一般的なLP制作の流れを解析していきます。
一般的な流れになるので、資料請求や購買が目的のLPでも対応できる、基本の流れになります。
段階的に進めることで、途中でつまずいたり、やり直しになったりする可能性が減るので参考にしてください。
- LP制作をする目的を決める
- ターゲットや訴求ポイントを決める
- LPの構成案を作成する
- ライティング
- LPのデザインを作成する
- HTMLやCSSでのコーディング作業
- LP公開と効果測定
1.LP制作をする目的を決める
LPの構成や内容は、目的によって決められるため、目的を明確にすることから始めます。
目的が曖昧なまま制作を進めてしまうと、方向性がぶれてしまったり、まとまりの無いものになってしまったりする可能性があるからです。
目的は、LPを見た人にどのような行動をしてほしいのかを、具体的に設定します。
例えば、
- 資料請求をしてほしい
- 商品を購入してほしい
- メルマガに登録してほしい
- LINE公式アカウントに登録してほしい
- 問い合わせで会社情報を入力してほしい
などが目的になることが多いです。
まずは目的を明確にして、LPの軸を作りましょう。
2.ターゲットや訴求ポイントを決める
LPの軸が決まれば次は、「誰に見てほしいのか」、「何を見てほしいのか」を決めていきます。
ターゲットが絞られると、相手に伝わる強いメッセージが作りやすくなり効果が出やすいです。
ターゲットを絞るために、ペルソナという「ある1人の顧客像」を設定しましょう。
ペルソナを設定するときは、実際に購入している顧客や利用者にインタービューすると、正確なペルソナを作ることができます。
- 名前
- 年齢
- 性別
- 職業
- 収入
- 学歴
- 居住地
- 性格
- 趣味
- よく見ているデバイス
- 情報源の種類(テレビ、WEB、新聞、雑誌)
- 買い物する場所
- 利用しているSNS
このようなことを顧客から聞き出し、ペルソナを設定しましょう。
インタビューをせずに想像でペルソナを設定してしまうと、実際に使用しているユーザーとずれてしまう可能性が高いので注意です。
ペルソナができると、顧客の目線でLP制作がしやすくなり、「この人の悩みは〇〇だから、このポイントを訴求していこう」や「このキャッチコピーのほうが興味を持つだろうな」といったことが、判断ができるようになります。
3.LPの構成案を作成する
良質なLPにするためには、構成がとても大事です。
なぜなら、構成が悪いとユーザーを誘導できずに、成果の上がらないLPになってしまうからです。
LPの大きさやコンテンツを配置する順番を考え、ユーザーをCV(成約)まで誘導していきます。
一般的な構成は以下の通りです。
- ファーストビュー
- キャッチコピー
- アイキャッチ
- CTAボタン(アクション喚起ボタン)
- ボディー
- 導入文
- 商品紹介
- メリット、ベネフィット
- 商品詳細、比較
- クロージング
- よくある質問集(FAQ)
- 導入の流れ
- 問い合わせフォーム、入力フォーム
まずは、この構成をもとに設定した目的に合わせて、組み立てていくと良いでしょう。
4.ライティング
LPにおいてキャッチコピーは、ユーザーに行動を起こさせる重要な役割があります。
そのため、キャッチコピーの良し悪しで成約率が大きく変わることも少なくありません。
自社で考えてもいいのですが、経験や知識がなければ、コピーライターに依頼することを検討してみましょう。
LPは読み込むようなものではないので、短い文章で会話するような感じで原稿を書いていきましょう。
また、強引に誘導したり、くどい文章にしたりすると、嫌がられて離脱につながるので注意しましょう。
5.LPのデザインを作成する
LPを見やすくするために、デザインを組み込んでいきしょう。
デザイン作成のポイント
- ペルソナに合わせた色やフォントを使う
- 視線誘導する
- 文章にイメージ画像を入れることでよりわかりやすく、想像させやすくする
- ファーストビューはユーザーを惹きつけるデザインを選ぶ
- CTAボタンや申込みボタンはわかりやすいデザインにする
- CTVボタンや申込みボタンは複数設置したり、追従してくるデザイにする
ペルソナや構成、コンテンツ原稿に合わせたデザインを作成していきましょう。
6.HTMLやCSSでのコーディング作業
コーディングはHTMLやCSSを使って、今まで作成したものをWEBで表示するための作業です。
スマートフォンやタブレット、PCといった画面サイズが異なっていても、コーディングができていると崩れることなく表示できます。
コーディングにはプログラミングの知識が必要になりますが、LP作成ツールを使用すれば、ドラッグ&ドロップで直感的に作成ができます。
7.LP公開と効果測定
コーディングが終われば、いよいよ公開です。
LP作成は公開して終わりではなく、運用して成長させることが必要になります。
アクセス解析ツールを利用して、効果を測定しながら改善策を探して実行していきましょう。
アクセス解析ツールは、Googleアナリティクスやサーチコンソール、ヒートマップツールなどがあります。
数字で解析すると、客観的に問題点が判断でき、改善しやすくなります。
LP制作をスムーズに進めるポイント
ここからは、LP制作をスムーズに進めていくポイントを2つ紹介します。
LP制作は、構成を作ったり文章書いたり、デザインを作成したりと作業が多く、途中で止まってしまうことも少なくありません。
ポイントを把握して、スムーズに制作していきましょう。
- LPのゴールを事前に設定すること
- LPの目的からデザイン構成や文章を決めること
LPのゴールを事前に設定すること
LP制作をスムーズに進めるには、目的とゴールを設定することが大事になります。
目的やゴールが設定されていると、やるべきことや、掲載すべき内容が決めやすくなるからです。
目的もゴール設定もないまま制作をスタートさせてしまうと、内容が曖昧で成果のでないLPになってしまう可能性が高くなります。
またゴール設定は、数値化して、比較できるようにしておきましょう。
購入数や資料請求数、会員登録数、問い合わせ数などを指標にするとわかりやすくなります。
そして、LPは公開して終わりではなく、公開後も改善と評価を繰り返して運用していく必要があります。
数値化しておけば、問題点が見つけやすく、運用が楽になります。
目的とゴール設定は、LPの軸となるので、しっかりと決めてから制作に進みましょう。
LPの目的からデザイン構成や文章を決めること
LPは資料請求が目的の場合や、購買行動が目的の場合など、目的によって構成や文章の内容が変わってきます。
例えば、資料請求が目的の場合は、ペルソナの現状や悩みについて相談に乗るような構成や文章があって、その後に「さらに詳しく知りたい方は資料請求をどうぞ」のように進めていきます。
購買が目的の場合は、商品やサービスのメリット、ベネフィットを紹介した後に活用例、他社との比較や口コミを紹介しましょう。
そして、よくある質問(FQA)を掲載して「ご注文はこちらから」という構成になります。
最初に解説した一般的な制作の流れを参考にしながら、目的に合わせて構成や文章を決めていきましょう。
LP制作を制作会社に依頼する時の注意点
LP制作を制作会社に依頼する時の注意点を解説していきます。
制作会社に依頼したからといって、成果の出るLPができるとは限りません。
しっかりと情報を共有しながら一緒にLP制作を進めていかなければ、高い費用を払って失敗作ができてしまう可能性があります。
そうならないためにも、ぜひ参考にしてください。
- LPを公開する目的を明確にする
- サーバーやドメイン情報などを共有する
- 販売する商品やサービスの基本情報をしっかり共有する
- 競合他社の情報も共有する
LPを公開する目的を明確にする
制作会社に依頼する際は、LPの目的やゴール設定を共有しておきましょう。
LPはボタンの場所や色で成果が変わってしまうほど、シビアなものです。
そのため、経験の少ない人が、LPのデザインや構成を指定してしまうと、効果の出にくいLPになってしまう可能性があります。
制作会社に目的とゴール設定を伝えておけば、効果の出やすいLPを提案してくれるでしょう。
LPを制作会社に依頼するときは、目的とゴール設定や情報を共有した上で、ある程度おまかせしましょう。
サーバーやドメイン情報などを共有する
制作依頼するときは、現在のサーバーやドメインの情報も伝えておきましょう。
サーバーやドメインの変更が必要になる場合があるためです。
特に無料ドメインを利用している人は注意です。
無料ドメインでは、制限がある場合が多いので、独自ドメインの取得やサーバー契約を勧められる場合があります。
依頼する前に確認しておくといいでしょう。
販売する商品やサービスの基本情報をしっかり共有する
LPで販売する商品やサービスの内容のメリット・ベネフィットをしっかりと共有しておきましょう。
制作会社は、LPのことはプロフェッショナルですが、依頼主の商品については、わかりません。
そのため、商品やサービスを紹介する記事で、「推したいのはそこじゃないのに」といった意識のズレが生じるときがあります。
そうなると、修正をしないといけなくなるので、事前に商品やサービスの情報を共有しておき、無駄な修正を少なくしましょう。
競合他社の情報も共有する
LP制作を依頼するときは、競合他社の情報も共有するといいでしょう。
自社と競合他社の違いや強みを整理することで、オリジナリティの高いLPにしやすくなるからです。
検索で調べるユーザーは、他社と比較してどっちがいいのか、判断していることが多いです。
そのため、競合との違いをわかりやすくしておくと、ユーザーが選びやすくなり、気になれば問い合わせや資料請求につながりやすくなります。
LP制作をするための手段
ここでは、LP制作の手段を3つに分けて紹介します。
「費用を抑えたい」や「効果の出るLPを作りたい」といった、重視するポイントで選んでください。
- フリーランスなどの個人事業主に依頼する
- WEB制作会社に依頼する
- LP作成ツールを利用する
フリーランスなどの個人事業主に依頼する
現在は、ランサーズやココナラなどのクラウドソーシングでフリーランスや個人事業主に、気軽に製作依頼ができるようになりました。
フリーランスや個人事業主に依頼すると制作費用を抑えられるメリットがあります。
例えば、自社で画像や記事を準備するので、構成や組み立てを依頼したり、コーディング作業を依頼したりと、LP制作の一部だけという頼み方ができます。
一部だけを依頼できるので、制作費用も抑えられます。
フリーランスや個人事業主に依頼するときは、これまでの実績や同じ業種のLPを制作したことがあるのかを確認してから、お願いしましょう。
費用を抑えたいけど、自分で作るのは難しいという人に、おすすめです。
WEB制作会社に依頼する
WEB制作会社に依頼すると、実績もノウハウもあるため効果の出やすいLPが期待できます。
効果の出やすいLPができますが、制作費が高額になってしまう傾向にあります。
制作会社に依頼するときは、複数社に見積もりを取り、効果が大きい会社や制作費用が安い会社を探しましょう。
また、自社で運用する形にできるのかも問い合わせします。
修正するたびに制作会社に依頼していては、費用や時間が多くかかってしまいます。
PC作業が苦手な人や、成果の出やすいLPを制作したい人に、おすすめです。
LP作成ツールを利用する
WordPressやWIX、ペライチといったLP制作ツールを利用して制作する方法もあります。
LP制作ツールは、プログラミングのような専門知識がなくても簡単にLPを作ることができるサービスです。
無料でも十分に制作可能で、決済やアクセス解析といった機能をつけられる制作ツールもあります。
制作ツールの中には、スマホからでも利用できるものがあり、パソコンが無くてもLPが制作可能です。
まずは、自社で試しにLPを制作してみて、それから制作会社に依頼するか、一部をフリーランスに依頼するか判断してもいいでしょう。
とにかく費用を抑えたい人や、PC作業の知識がある人に、おすすめです。
まとめ
今回は、LP制作の流れについて解説してきました。
LPは、商品やサービスを24時間休まずに紹介してくれる大切な営業係です。
もう1度、LP制作の流れをおさらいしましょう。
- LP制作をする目的を決める
- ターゲットや訴求ポイントを決める
- LPの構成案を作成する
- ライティング
- LPのデザインを作成する
- HTMLやCSSでのコーディング作業
- LP公開と効果測定
LP制作は、工程が多く、途中でつまずく可能性が高いです。
そこで、LP制作をスムーズに進めるポイントは2つです。
ゴール設定を事前にやっておくことや、目的に合わせてデザイン構成、文章を作成していきましょう。
目的やゴール設定は、LPの軸になります。
軸がしっかりしていると、理想的なLPが制作できるので、効率よく進められます。
制作会社に依頼する時の注意点は、4つありました。
- LPを公開する目的を明確にする
- サーバーやドメイン情報などを共有する
- 販売する商品やサービスの基本情報をしっかり共有する
- 競合他社の情報も共有する
とにかく制作会社に丸投げせずに情報を共有しながら、一緒に作り上げていく意識が大切です。
LPの制作方法は3つ、コストを気にするのか、パフォーマンスを重視するのかで選びましょう。
- フリーランスなどの個人事業主に依頼する
- WEB制作会社に依頼する
- LP作成ツールを利用する
以上、LP制作の基本的な流れを徹底解説!効率よく進めるポイントや注意点も紹介でした。