「ホームページのリニューアルを頼まれたけど、どうやって進めればいいの?」
「早くリニューアルを終わらせる方法を知りたい!」
「リニューアル作業を早く終わらせたいけど、失敗はしたくない!」
このようなことを、WEB担当者のあなたは思っていませんか?
ホームページのリニューアルは専門的な内容が多く、どうすれば失敗せずに早く進められるのか分かりにくいですよね。
それにホームページは、会社全体と関係しているので、社内全体からの意見を集めてリニューアルに反映させる必要があります。
失敗のできない、重要な仕事になるでしょう。
そこでこの記事では、ホームページのリニューアルを成功させるための進め方を解説していきます。
効率良く進めるポイントやNG行動、事前に把握しておくべきポイントも一緒に紹介してきますので、参考にしてみてください。リニューアルの進め方がわかり、明日からリニューアルに向けて動き出せるはずです。
またホームページリニューアルのタイミングや費用、期間、メリット・デメリットなどを以下の記事で網羅的に解説していますので、気になる方はどうぞ。
ホームページリニューアルの基本的な進め方
リニューアルをしたことがない人にとっては、どういう順番で進めていけばいいのか、難しいですよね。
リニューアルを進めて行くには、基本となる流れがあるので解説していきます。
- ホームページリニューアルの目的、現状の課題を明確にする
- ホームページリニューアルの完成目標を決める
- ホームページリニューアルを依頼するWEB制作会社に見積もる
- ホームページ制作
- リニューアルされたホームページの納品
- リニューアル後のホームページを運用・改善
1.ホームページリニューアルの目的、現状の課題を明確にする
目的と課題を明確にするのは、リニューアルを成功させるための重要なポイントです。
目的と課題が明確でないと、リニューアルする範囲が曖昧になり、必要以上のコストが発生してしまうからです。
目的と課題を明確にするには、他部署に聞き込みを行い問題点を洗い出したり、アクセス数や離脱率の数値を読み解いたりする方法があります。
例えば
- 営業部署の意見で、「ホームページをパンフレットの代わりに使えるように、商品の詳細ページを増やしてほしい」
- 広報部署の意見で、「SNSと連携をしてリアルタイムで情報を更新したい」
- Google Analyticsの数字から、「アクセス数の割に問い合わせ件数が少ない」
このような意見や情報を集めていきましょう。
集めた意見や情報をもとに、今回のリニューアルで解決する目的と課題を整理していきます。
2.ホームページリニューアルの完成目標を決める
目的と課題が整理できたら、完成後の目標を決めていきます。
完成目標があれば、WEB制作会社に見積もりを依頼する際に、要望を伝えやすくなります。
目標は、検証しやすいように数値設定をしたり、イメージデザインを作成したりと、より具体的にしましょう。
3.ホームページリニューアルを依頼するWEB制作会社に見積もる
WEB制作会社に見積もりを依頼する時には、提案書(RFP)を作成しましょう。
提案書(RFP)とは、制作会社に解決したい課題や実装したい機能を伝えるための書類です。
ホームページのリニューアルをWEB制作会社に依頼する時は、複数の会社に見積もりを依頼するのが一般的です。
なぜなら、それぞれ制作会社には得意、不得意があり、費用や仕上がりに違いがでるからです。
複数の制作会社に見積もりを依頼する時に、提案書があれば、同じ内容で見積もりを依頼できて比較しやすくなります。
4.ホームページ制作
リニューアルする制作会社が決まり、細かい打ち合わせが終わったら、作業に入ってもらいます。
作業に入ったら、納品されるまで待つことになります。
制作会社の作業内容は下記の流れです。
- サイトマップ作成、サイト構成作成
- デザイン、コンテンツ作成
- WEBサイト組み立て
- コーディング
- 動作チェック
- 依頼者を交えた最終確認
依頼する内容で多少変わりますが、おおくはこのような流れになります。
5.リニューアルされたホームページの納品
最終確認が終われば、公開日を決めて作業を進めます。
公開してから再度、動作のチェックをしたり、アクセス解析を設置したりします。
動作に問題がなければ、納品完了となります。
6.リニューアル後のホームページを運用・改善
ホームページのリニューアルは、公開して終わりではありません。
むしろ公開してからの方が、重要になります。
例えば、アクセス数は集まっているか、離脱率は下がっていないか、目標とする数値に達しているのかなど、サイト公開したあとの効果を確認します。
もしも問題があればその都度、改善していきましょう。
絶対NGなホームページリニューアルの進め方
進め方がわかったところで、すぐに行動するのはちょっと待ってください。
実はリニューアルには、失敗につながるNG行動があるので紹介します。
- とりあえずWEB制作会社に丸投げする
- 明確な目的がなくホームページリニューアルをする
- 最終決定者とWEB担当者の意見や考えが違う
1.とりあえずWEB制作会社に丸投げする
変更したい箇所や目的、予算だけを伝えて、あとは制作業者に丸投げするケースは少なくありません。
このやり方は、後でやり直しになることが多いので止めましょう。
リニューアル内容で予算は大きく変わります。
そのため、予算を先に決めてしまうと必要なコンテンツ作成ができなかったり、逆に予算が余って不要なコンテンツを追加されたりしてしまいます。
結果的に実用性の無いものだったり、完成イメージと違っていたりする可能性が高くなります。
制作会社に丸投げするのではなく、目的を達成するためにどのような施策が必要になるのか、費用はどのくらいかかるのか、をしっかり一緒に打ち合わせしましょう。
2.明確な目的がなくホームページリニューアルをする
目的や完成イメージができてないと、ゴール設定ができません。
ゴール設定がないとデザインが変わっただけで、アクセス数や離脱率、問い合わせ件数が悪くなる可能性が高いです。
また、ゴール設定が決まっていないと、どこまで改修すればいいのかが決まらず、結果的に必要なページがなかったり、不要なコンテンツを作成してしまったりと問題が起きてしまいます。
目的と完成イメージを明確にしてから、ゴール設定を行い、制作会社に依頼しましょう。
完成イメージやゴール設定が難しい場合は、制作会社に相談しながら、一緒にリニューアル内容を決めるといいですよ。
3.最終決定者とWEB担当者の意見や考えが違う
最終決定者とWEB担当者の意見や考え方が一致していないと、サイトが出来上がってからやり直しという最悪の結果になる可能性があります。
最終決定者とWEB担当者の意見や考え方が一致しないのは、各々のリニューアルの目的がずれていたり、完成イメージがずれていたりすることが大半です。
ズレを解消するためには、最初にリニューアルの目的と完成イメージを明確にすること、WEB担当者と制作会社の打ち合わせで決まったことを、最終決定者に報告して確認を取ることで解消できます。
できあがったサイトをやり直しするといった、最悪のケースを防ぐために、報告と相談は頻繁にとりましょう。
ホームページリニューアルを進める前に確認しておくこと
リニューアルの前に確認すべきポイントを紹介します。
事前に把握できていると、リニューアルをスムーズに進められるようになるので、参考にしてみてください。
- そもそもなぜホームページをリニューアルすることになったのか
- ホームページリニューアル後の完成イメージ
- ホームページリニューアルの予算感
- ホームページのパフォーマンスデータ
そもそもなぜホームページをリニューアルすることになったのか
そもそも、ホームページをリニューアルすることになった理由や背景を整理しておきましょう。
例えば
- WEB担当者のあなたが上司に提案したのか
- 上司から依頼されたのか
- デザインを新しいものに変えたい
- 売上を伸ばすためにリニューアルしたい
- 運営を効率化したい
- 問い合わせ件数を増やしたい
リニューアルの目的が1つではない場合は、優先順位も把握しましょう。
理由や背景を整理しておけば、予算をオーバーしてしまった時やトラブルが起きた時に解決策が見つけやすくなります。
ホームページリニューアル後の完成イメージ
リニューアルは公開して終わりではなく、公開後に運営していく必要があります。
そのため、リニューアル時に決めた数値目標をどう運用していけば達成できるのか、イメージをもっておく必要があります。
目標達成は6ヶ月後なのか、1年後なのかを決めて、その期間に合わせて運用していきましょう。
期間を決めることで、順調に推移しているのか、改善が必要なのか判断できるようになります。
ホームページリニューアルの予算感
ホームページのリニューアルに発生する費用や、運用するための費用を把握しておきましょう。
予算が組んであれば、今回のリニューアルは予算内でできるのか、予算が決まっていない場合は、どこまでかけていいのかを事前に調べる必要があります。
また運用費は今のままでいいのか、増額するのか、逆に削減できるのかも調べましょう。
全体の予算感が掴めているとリニューアルの全体像が見えやすくなります。
ホームページのパフォーマンスデータ
リニューアルをするうえで、現在の状況を把握することは大事です。
Google Analyticsやサーチコンソールなどのツールで、現状のパフォーマンスを把握できると、客観的な視点から課題を探すことができます。
また目標を数値で立てられるので、リニューアル後に比較、検証がしやすくなります。
短い期間でホームページリニューアルを成功させるポイント
次は短期間でリニューアルを成功させるポイントを紹介します。
ポイントを押さえることで、制作期間を短くできるはずです。
早くリニューアルを完成させたい人は参考にしてみてください。
- WEB制作会社へのレスポンスを早める
- 事前にリニューアルする目的を明確にしておく
- 早く納品してくれるWEB制作会社を探す
WEB制作会社へのレスポンスを早める
短期間でのリニューアルを成功させるには、連絡や確認のレスポンスを早くしましょう。
リニューアルでは、様々な確認事項が発生します。
制作会社からあなたに確認を取りたいのに、返信が遅れれば、それだけリニューアル作業がストップしてしまいます。
短期間や納期内でのリニューアルを目指すならば、レスポンス速度は必須です。
事前にリニューアルする目的を明確にしておく
事前に目的が整理されていると、制作会社がヒヤリングを行う時にスムーズにリニューアル計画を立てられます。
また、目的が明確だと、リニューアル範囲が絞れるので、無駄な作業が発生せずに、最短で納品ができるでしょう。
ただ、担当者にWEB知識がなかったり、サイト規模が大きかったりする場合は、入念な打ち合わせがおすすめです。
急ぐあまり、最後にイメージと違うものができたり、必要なコンテンツがなかったりとやり直しになるケースがあるからです。
早く納品してくれるWEB制作会社を探す
早くリニューアルを終わらせたい場合は、短期での納品を売りにしている制作会社に依頼する方法があります。
制作会社によっては、テンプレートが用意されていて、選ぶだけですぐ作業に取り掛かってくれる会社があります。
テンプレートで制作することで完成イメージを掴みやすくなります。
制作会社に依頼する時は、複数社に見積もりを取り納得できる会社を選びましょう。
まとめ
今回はホームページのリニューアルの進め方について解説してきました。
ホームページは会社の顔になるので、リニューアルは責任重大で難しい仕事になりますよね。
もう1度リニューアルについて整理していきます。
リニューアルの進め方は
- ホームページリニューアルの目的、現状の課題を明確にする
- ホームページリニューアルの完成目標を決める
- ホームページリニューアルを依頼するWEB制作会社に見積もる
- ホームページ制作
- リニューアルされたホームページの納品
- リニューアル後のホームページを運用・改善
この順番で制作を進めていきましょう。
NG行動は、丸投げや目的が曖昧、最終決定者との確認不足です。
失敗のもとになるので注意しましょう。
短期間でリニューアルを終わらせたい場合は、レスポンスを早くしたり、早く納品してくれる制作会社を探すといいでしょう。
以上、3分で分かるホームページリニューアルの進め方|効率よく進めるポイントも紹介でした。
ぜひ目的が達成できるホームページを、効率的にリニューアルさせてください。