「WEBサイトのデザインが今っぽくないからリニューアルしたい!」
「もっと集客ができるホームページに作り直したい!」
「上司からWEBサイトのリニューアルを頼まれたけど、どれだけの期間でできるのかな?」
WEB担当者のあなたは、このような悩みをお持ちではないでしょうか。
WEBサイトを長年運用していると、デザインが古く感じたり、集客力が下がったり、機能が不足していたりして、リニューアルを検討するタイミングがありますよね。
でもリニューアルにはどのくらいの時間がかかるのか、また予定している期日に今からでも間に合うのか疑問を持つ担当者も多いはず。
そこでこの記事では、リニューアルが完成するまでの流れと期間をサイトのタイプや規模別に解説していきます。
また、リニューアルするタイミングや、リニューアルにかかる期間を短縮するポイントについても解説していきます。
リニューアルにかかる期間やタイミングがわかることで、スケジュールを立ててリニュアールを進められますので、参考にしてみてください。
リニューアルの期間以外にも、費用やメリット・デメリットなどを含め、以下の記事で網羅的に解説しています。ぜひチェックしてみてください。
ホームページが完成するまでの流れ
ホームページ制作の流れと、工程ごとの期間を把握できると、スケジュールが組みやすくなります。
50ページ程度のWEBサイトのリニューアルの例です。
工程・作業内容 | 目安期間 |
---|---|
リニューアルの目的、課題を明確にする | 2週間〜1ヶ月 |
RFP(提案依頼書)作成 | 1ヶ月 |
依頼する制作会社を決める | 2週間 |
リニューアル内容、スケジュール作成 | 2週間〜1ヶ月 |
ページ作成・コンテンツ作成 | 1〜2ヶ月 |
デザイン作成 | 1〜2ヶ月 |
システム作成 | 1〜2ヶ月 |
コーディング作業 | 2週間〜1ヶ月 |
動作確認 | 1〜2週間 |
納品チェック | 1週間 |
公開作業 | 2日 |
公開後の運営・改善 | 公開後3〜6ヶ月 |
工程はページ規模やリニューアル範囲で変わりますが、概ねこのような感じになります。
同時作業が可能な工程もあるので、実際はもっと短縮できる場合があります。
ホームページリニューアルにかかる期間【規模別で解説】
ホームページのリニューアル期間は、変更する内容や規模によって、変化します。
ここでは、サイトの種類によって変わる、リニューアル内容や期間について解説していきます。
- LPの場合の制作期間
- 5ページ規模のサイト制作期間
- 15ページ規模の採用ページの制作期間
- 100ページ規模のコーポレートサイトの制作期間
- 1000ページ規模の大型サイト(学校や病院など)の制作期間
LPの場合の制作期間
LPの制作期間は、1〜2ヶ月程度です。
LPの場合、ターゲット選定や市場分析の戦略分析が成功の鍵をにぎります。
そのため、市場調査に時間をかけて戦略を練ることが必要です。
戦略分析ができたら、構成作成からコンテンツ作成、デザイン作成、コーディング、公開、運用の順に進めていきます。
LPはコンテンツページを複数作成するような作業がないので、比較的短期間で制作できます。
ただ売れるLPにするためには、公開後にABテストのような比較検証をしながら運用していく必要があります。
外注でLPを作成するときは、自社でも構成やデザインが変更できるように、制作依頼すると運用しやすくなります。
5ページ規模のサイト制作期間
5ページ規模のサイト制作期間は1週間〜1ヶ月程度です。
5ページ規模のサイトの場合、必要最低限のコンテンツだけでいいので、制作期間は短くなります。
5ページ規模というと、特設ページやキャンペーンの告知用に作成することが多いです。
そのため、用意するページは、メイン告知ページ、概要ページ、応募フォーム、SNS連携ページなどになります。
構成が決まれば、作成時間は1週間〜1ヶ月程度で作成できるでしょう。
15ページ規模の採用ページの制作期間
15ページ程度の採用ページの制作期間は3〜5ヶ月程度です。
採用サイトで必要なコンテンツ
- TOPページ
- 企業の紹介
- 企業理念
- 社長紹介
- 仕事内容
- 社員の紹介
- 社内の紹介
- 福利厚生
- 選考基準
- 応募方法
- 応募フォーム
採用サイトは、写真を使って紹介することが多く、撮影や画像加工の時間が必要になります。
また、社内スタッフにインタビューする時間も必要です。
そのため、素材を用意してからコンテンツを作成するので、3〜5ヶ月と期間が長くなります。
100ページ規模のコーポレートサイトの制作期間
100ページ規模のコーポレートサイトのリニューアル期間は8〜10ヶ月程度です。
100ページを超える大規模サイトのリニューアルになると作業数が多く、打ち合わせ項目やチェック項目が増えるため、制作期間が長期になります。
また海外展開している企業ならば、多言語化に対応するため翻訳作業も必要になります。
制作期間を短縮するために、できあがったページからコーディングするようなスケージュールを重ねて進めていく方法があります。
100ページを超えるようなサイトのリニューアルは時間がかかるので、WEB担当者は期間を短縮するための工夫をしたり、進捗状況を確認したりといった仕事が必要になります。
1000ページ規模の大型サイト(学校や病院など)の制作期間
1000ページを超える規模の大型サイトのリニューアル期間は1年程度です。
学校や病院のサイトでは、学校の紹介や病院の紹介以外に、学部や学科、診療科ごとのページや採用ページや入試関連のページも必要になるため、サイト規模が膨大になります。
サイト規模が大きいので、システム開発やデータ移行作業に時間がかかり、制作期間が長くなります。
また、コンテンツを新たに作成する場合は制作期間が1年以上になることもあります。
制作期間が長期に及ぶため、制作会社との入念な打ち合わせが必須です。
ホームページリニューアルをするタイミング
リニューアルをなんとなくのタイミングでやってしまうと、リニューアル範囲が決められなかったり、ゴールが見えなかったりで、失敗に終わってしまう可能性が高いです。
リニューアルのタイミングが明確になると、目的やゴール設定も明確になり、変更内容が決めやすくなります。
ここでは、リニューアルを検討するべきタイミングを3つ紹介していきます。
- 公開してから5年以上経過した
- 機能開発が必要になった
- 会社コンセプトや目的を変更したい
公開してから5年以上経過した
ホームページを公開してから、4〜5年経過している場合はリニューアルするタイミングです。
4〜5年ほど前と比べて、通信速度の高速化で大容量の情報をすぐに開けるようになっています。
大容量の通信ができるので、高精細の画像や動画をホームページに配置したり、動きのある装飾をしたりしているサイトが増えています。
そのため、5年前のサイトと現在のサイトを見比べると、画像が荒かったり、装飾が古く感じてしまうでしょう。
また、スマホやタブレットで閲覧することが増え、様々な画面サイズに対応できるレスポシブルデザインが求められています。
ホームページ作成から4〜5年たっていて、デザインが古く感じたり、スマホ表示に対応していなかったりしたら、リニューアルのタイミングを検討しましょう。
機能開発が必要になった
サイトに必要な機能が実装されておらず、使いにくいと感じたら、リニューアルを検討しましょう。
特にECサイトのような、検索機能や決済システムといった、求められる機能が多いサイトを運用している場合は注意です。
他のサイトでは当たり前になっている機能が、実装されていないと購買意欲が落ち、機会損失につながる恐れがあります。
- クレジット決済に対応していない
- 電子マネーの取り扱いがない
- リコメンド機能がない
このような機能がない場合は、リニューアルのタイミングです。
会社コンセプトや目的を変更したい
会社のコンセプトや目的が変更になった場合も、リニューアルのタイミングです。
例えば
- マーケットの変化で販路を拡大していきたいとき
- ホームページを活用して集客をしたい
- 採用ページを作り自社で求人をしていきたい
このようなコンセプトや目的の変化があったときは、リニューアルを始めましょう。
集客を目的とする場合は、コンテンツ量を増やしたり、SEO対策のような専門的な知識が必要になったりします。
そのため、制作期間が伸びることがあるので、早めに制作会社と連絡をとっておきましょう。
ホームページリニューアルの期間を短縮するポイント
リニューアルには一定の期間がかかりますが、できれば早く終わらせて公開したいですよね。
ここではリニューアル期間を、短縮するポイントを2つ紹介していきます。
サイト規模が大きくなるほど効果がある方法なので、ぜひ参考にしてみてください
- 事前に課題や要件を決める
- 確認や返信にかける時間を短縮する
事前に課題や要件を決める
事前に課題や要件をまとめておくと、制作会社との打ち合わせがスムーズに進みリニューアル期間を短縮できます。
リニューアル期間を短縮しようと、短納期で進めてくれる制作会社を探してしまいがちですが、実は、会社によって作業時間が大きく変わることは、あまりありません。
作業時間よりも、リニューアル内容がなかなか決まらず、打ち合わせに時間がかかってしまっていることが多いです。
事前に、予算やスケジュール、リニューアル目的、ゴール設定、などをまとめたRFP(提案依頼書)を作成して業者に依頼しましょう。
REP(提案依頼書)があると、リニューアル内容が決めやすく、早く作業に取りかかかれて、結果的にリニューアル期間の短縮につながります。
確認や返信にかける時間を短縮する
リニューアル期間を短縮させるには、確認や返信のレスポンス速度がとても重要です。
制作会社から作業内容のチェックを求められた場合は、すぐに確認をしましょう。
確認が取れないと、作業がストップしてしまいます。
また、作業がストップしてしまうと、制作期間が伸びるだけでなく、追加料金が発生することもあります。
短期間や納期内でのリニューアルを目指すならば、レスポンス速度は必須です。
まとめ
今回は、ホームページのリニューアル期間について、解説してきました。
ホームページのリニューアルには多くの工程があり、それぞれに時間がかかってくるものです。
サイト規模や内容によって、リニューアル期間は2週間〜1年以上と大きな差が出てきます。
自分のサイト規模に合わせたスケジュールを組んでいきましょう。
またリニューアルは、なんとなくやるのではなくタイミングを見て、目的やゴール設定を決めてからやることが大事です。
事前に課題や要件をまとめて制作会社に依頼することや、連絡のレスポンス速度を早くすることで、リニューアル期間を短縮できます。
以上、ホームページリニューアルにかかる期間とは?変えるべきタイミングも解説でした。
ぜひ、目的が達成できるようなリニューアルを成功させてください。