これさえ読めば大丈夫!パンフレットデザインの基礎知識とデザインのコツ、参考事例も紹介

「パンフレットを作りたいけど、何が必要なのか分からない…。」
「パンフレットデザインの基本をまとめて知りたい」
「簡単にデザインできるテンプレートサイトってあるのかな?」
「おしゃれなパンフレットを作るコツが知りたい!」

会社案内に使うパンフレットを作りたいけど、デザインの知識もないし何から手をつけて良いか分からない。

パンフレットは、会社の顔としての役割を果たす大切なものだからこそ、デザインにはこだわりたいですよね。

時間をかけてパンフレットを作っても、ユーザーに読んでもらえなければ意味がありません。

手にとってもらえるパンフレットを作るためには、ターゲットの設定や作る目的、見やすいデザインのコツなどは最低限押さえておくべきでしょう。

そこで今回は、パンフレットデザインの基本から参考になる事例、デザインのコツなど、パンフレット制作に役立つ情報をまとめて解説していきます。

これからパンフレットを作ろうとしている方はぜひ参考にしてください。

目次

パンフレットデザイン制作の基本

  • ターゲットと目的を明確に決める
  • 情報を整理したデザインにする
  • イメージに合った配色を意識する

ターゲットと目的を明確に決める

パンフレットをどんな人に見てもらいたいのか、何を伝えたいのかをはっきりすることが大切です。

目的やターゲットが明確でないままパンフレットを作成しても、望む結果は得られません。

「会社の魅力を伝えるために作る」「商品の紹介のために使う」など、パンフレットを作る目的をまず明確にしてから制作に取り掛かりましょう。

情報を整理したデザインにする

紙面に情報を詰め込みすぎると、読み手に伝えたい内容が伝わりづらくなってしまいます。

載せたい情報をただ詰め込むのではなく、制作の目的としっかり照らし合わせながら掲載すべき情報をまとめることで、見やすく伝わりやすいデザインに近づきます。

また、文字や画像の配置に統一感がないと、紙面に一体感がなく読みづらい印象を与えてしまいます。

基本的に関連する情報同士の配置は揃えるようにしましょう。

イメージに合った配色を意識する

色の統一感が無いとバランスが崩れて見づらくなったり、内容が伝わりづらいデザインになってしまいます。

使う色の数が増えるほど扱いは難しくなるので、基本的には「3色」を意識してイメージをつけると良いでしょう。

3色の比率は、以下の数字が理想的だとされています。

  • チラシ全体を大きく占めるベースカラー(70%)
  • 印象をつけるメインカラー(25%)
  • 強調するアクセントカラー(5%)

この比率を意識して配色を決めることで、全体的にまとまりのあるデザインになりますよ。

効果的なパンフレットにするデザインのコツ

  • 使う写真にこだわる
  • 余白を配置する
  • イラストでデザインの質を上げる

使う写真にこだわる

写真は文字よりも読み手にイメージを伝えることができ、印象にも残しやすいもの。

パンフレットデザインを考えるうえで、どんな写真を使うかはとても重要なポイントです。

ここで注意しておきいのが、ただ画質が綺麗な写真を使えば良い訳ではなく「目的やコンセプトに合った写真を使う」ということ。

こちらのパンフレットでは、ページ全面に病院全体の写真を使用することによって、病院のスケール感、技術の高さを見事に表現しています。

このように、質の高い写真を使うことはインパクトのある効果的なパンフレット作成につながります。

余白を配置する

「余白」とは、パンフレットの紙面において画像やテキストなどの情報を記載していない空白部分のことであり、全体のバランスを整えるとても重要な要素です。

余白を活かしたパンフレットデザイン

余白を使わないパンフレットは情報をたくさん盛り込むことはできますが、読み手に窮屈で見づらい印象を与えてしまいます。

余白を配置することをもったいないと思わずに、全体のデザインバランスを考えて余白を十分にとるようにしましょう。

イラストでデザインの質を上げる

パンフレットの空いたスペースにイラストを添えてあげると、全体のおしゃれ感がグッと増します。

こちらのパンフレットでは、会社案内のページにPOPなイラストを混ぜることによって親近感やワクワク感を表現しています。

このように適度にイラストがあると、おしゃれで暖かい印象を受けますよね。

イラストを使う際に注意したいのが、フリー素材ばかりを使うこと。

ありきたりな素材を使って作ると、読み手に「どこかで見たことあるな」と思われてしまい独自性を損ないます。

イラストのセンスにこだわりたい場合は、専門のイラストレーターにお願いするようにしましょう。

参考になるパンフレットデザイン事例集

  • シンプルなデザインのパンフレット
  • おしゃれなデザインのパンフレット

シンプルなデザインのパンフレット

こちらは投資顧問会社のパンフレットデザイン。シンプルなデザイン設計とシックな色味かつ厚みのある用紙が、投資顧問としての信頼感・風格を演出しています。

こちらは不動産・建設企業のパンフレットデザイン。

表紙には光沢加工を施されており、シンプルながらも高級感のある表紙に仕上がっています。

また、木目調や大理石の素材をデザインに組み込んでおり、企業の品格を表現しています。

おしゃれなデザインのパンフレット

こちらはこだわりの食材をお届けする宅配サービスを展開している会社のパンフレット。

宅配をイメージした段ボールがモチーフに作られており、おしゃれでインパクトも抜群なパンフレットです。

こちらは飲食業界向けの食器・備品カタログのパンフレット。黒と白の対比がスタイリッシュでとてもおしゃれですよね。

余白スペースを程よく取っているので、見づらくなくスッキリまとまっている印象を受けます。

パンフレットデザイン制作に役立つテンプレートサイト3選

Canva

Canva
Canva

「Canva」は、デザイン作業に自信がないという方でも簡単に使いこなせる無料サービスです。

25万点以上のテンプレートと100種類以上のデザインタイプが用意されているから、0からパンフレットデザインを考える必要がありません。

選んだデザインに文字や画像を入力していくだけで、見栄えの良いパンフレットが完成しますよ。

無料プランの機能に物足りなくなったら、より凝ったデザインが可能になるプロ向けや企業向けの有料プランも提供されています。

ラクスル

ラクスル
ラクスル

テンプレートが多彩でどのような業種の方でも利用しやすい「ラクスル」。

用紙サイズはA4からA6、B5〜B6の間で選択でき、2つ折りや外3つ折り、観音折りといった装丁のパンフレットもデザインすることが可能です。

小売や飲食はもちろんのこと、エステや医療、教育関連など、希望するデザインがきっと見つかりますよ。

オンラインでデザインしたあとは印刷までそのまま注文できるので、急いでいるときは頼りになります。

Office テンプレート

Officeテンプレート
Officeテンプレート

デザインツールの操作は苦手という方におすすめしたいのが、マイクロソフトの「Office テンプレート」。

Microsoft Office用のテンプレート集で、パンフレットやチラシ、DMなどの作成に役立つテンプレートが2000点以上も配布されています。

目当てのテンプレートが見つかったらファイルをWordやPowerPointに読み込ませ、文字や写真を入れていくだけで完成。

使い慣れたソフトでデザインできるのは嬉しいポイントですね。

こちらの記事では、パンフレット制作の時に役立つテンプレートサイトやギャラリーサイトをまとめて紹介しています。

もっと多くのテンプレートサイトと比較したい方はぜひこちらもお読みください。

パンフレットデザインを依頼する場合のポイント

制作実績を確認する

パンフレットデザインを依頼する前に必ず確認したいのが、各社の過去の制作実績です。

制作会社ごとの実績をあらかじめ確認しておくことは、デザインのクオリティレベルをおおよそ把握できるのに加えて、周りから信用されている会社かどうかも分かります。

また、自身と同じ業種の制作実績が多数掲載されているとなお良いでしょう。

なぜなら、同業種の制作実績が多ければ多いほどその業種に対するノウハウが蓄積されているはずなので、より効果的なパンフレットデザインを提案してくれる可能性が高いからです。

デザインの得意分野を知る

制作会社によってそれぞれ得意とする分野は異なります。

各社のデザイン実績を確認し、得意とする分野やデザインのテイストをしっかり見極めておきましょう。

また、パンフレットデザインをデザイン会社に依頼するのか、印刷会社に依頼するのかも重要であり、クオリティを重視したいのであればプロのデザイナーが在籍するデザイン会社をおすすめします。

そのうえで、制作したいパンフレットのイメージと得意分野が近い会社を選ぶようにしましょう。

予算と料金プランが合うか

料金プランも制作会社ごとにそれぞれ特徴があります。

会社によってはデザインと印刷を一貫して行ってくれるプランなどもあるので、各社の料金プランは事前にしっかり把握しておきましょう。

また、制作会社へ予算を具体的に伝えることで、その予算に合った理想のプランを提案をしてくれるケースもあります。

パンフレットデザイン制作依頼におすすめの会社3選

YOHAKU Office株式会社

月額定額制のデザインサービス「DESIGN VIKING」では、どれだけ修正を依頼しても追加費用が発生しないほか、プランによって同時に複数のデザイン依頼も可能です。

経験・実績豊富なデザイナーと担当ディレクターが、あなたにピッタリのパンフレットデザインをご提案から作成まで行います。

もちろんスポットでのご依頼もお受けしておりますので、お気軽にご相談ください。

株式会社クエストデザイン

パンフレットやチラシなどの紙媒体から、電子書籍やアプリのようなデジタル媒体まで手掛けている「株式会社クエストデザイン」。

パンフレット制作.jpというサイトを運営しており、ネット経由でデザインを発注できます。

ネットで申し込むシステムですが、テンプレートによる既存デザインではなく、訪問による直接ヒアリングを行っています。

魅力的なオリジナルデザインのパンフレットを制作してくれますよ。

株式会社アルセス

パンフレットやリーフレットのデザイン制作に特化した「株式会社アルセス」。

最短で10営業日納品というスピード感は、急にパンフレットが必要になったとき頼りになります。

全国対応型として事業を展開しており、デザインから印刷までワンストップで発注できるほか、PDFやPowerPoint形式といったデータファイルで納品してもらうこともできますよ。

また、印刷物納品の場合もデザインデータを無償で提供。編集や流用が自由にできるので、作ってもらったデザインを他の用途で使い回せる点も嬉しいですね。

こちらの記事では、目的別に選ぶおすすめのデザイン制作会社を全11社紹介しています。ぜひ併せて読んでみてください。

費用を抑えるコツ

イメージやラフ案を用意する

完成したデザイン案に何度も修正を重ねると、追加料金が加算されてしまいます。

それを避けるためにも「このような見た目にしたい」などの要望がある場合、理想のイメージに近い既存パンフレットを用意したり、自分でラフ案を作るようにしましょう。

パンフレットデザインのイメージをある程度固めておくことで、製作側もスムーズに作業を進めることができ、無駄なやり取りを減らすことにもつながります。

原稿を提供する

制作費を抑えたいなら、原稿を自分で作って提供するのも有効な手段。

商品の説明文や会社紹介部分の文字データをあらかじめ用意しておくことで原稿制作費の部分をカットでき、費用を抑えることができますよ。

まとめ

パンフレットは、会社の顔としての役割を果たすとても大切なもの。

パンフレットを制作する際は、レイアウトの基本やデザインのコツを把握して、見た人に内容が届きやすい効果的なパンフレットを作ることを心がけましょう。

パンフレット制作において、押さえておくべきポイントが以下の3点です。

  • ターゲットと目的を明確に決める
  • 情報を整理したデザインにする
  • イメージに合った配色を意識する

今回紹介した内容は、これからパンフレット作りに挑戦する方にとって必ず役立つはず。ぜひ本記事を参考にしながら作業を進めてみてください。

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