「飲食店をオープンしたいけど、どんな見た目の店舗にしよう…。」
「何を重視して店舗や内装のデザインを考えれば良いの?」
「他の店舗のデザイン事例を見て参考にしたい!」
「飲食店デザインが頼める会社が知りたい!」
飲食店にとって店舗や内装のデザインは、お店の顔ともなる重要な部分。
だからこそ、店舗をオープンする時やリニューアルする時ってどんなデザインにするか誰もが迷いますよね。
集客につながる店舗にするためには、しっかり戦略を立ててデザインを考えなければいけません。
お客さんにとって居心地の良い空間を作れるかが繁盛店になるかどうかの鍵となるでしょう。
そこで今回は、飲食店におけるデザインの重要性から依頼するときのポイント、参考になる店舗・内装のデザイン事例まで、飲食店デザインに関しての情報をまとめて紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
飲食店デザインの重要性
- 集客・売上につながる
- 従業員のモチベーションアップ
飲食店における店舗や内装のデザインは、売上や従業員のモチベーションにもつながる重要な部分です。それぞれの内容について解説していきます。
集客・売上につながる
外観、内観デザインの雰囲気は、お客さんの滞在時間や集客効果に大きく影響します。
目的やシーンによってターゲットが異なる飲食店では、お店を選ぶ際に店舗のデザインや雰囲気を重要視する人も多いですよね。
ターゲットとなるお客さんのニーズを把握した空間を演出できれば、お客さんの「もっとここにいたい」という感情に働きかけることができ、リピーターの増加にもつながります。
このように、飲食店における店舗・内装デザインは集客に関わる重要な要素なので、ターゲット設定を考えながら戦略的に設計することが大切になってきます。
従業員のモチベーションアップ
飲食店の外観・内装がおしゃれで魅力的なデザインであれば、そこで働く従業員のモチベーションも上がりやすくなります。
従業員が充実して働くことができれば、作業効率もアップする上にお店全体の雰囲気も良くなるという好循環が生まれます。
また、傍からみて雰囲気の良いお店であれば、それだけ魅力的な人材も集まりやすくなります。
このように、店舗にとっても従業員にとっても様々なメリットがあるので、飲食店の店舗・内装デザインにはこだわるべきでしょう。
飲食店デザインを頼む時のポイント
- ターゲット・コンセプトを明確化する
- 座席数を考える
- 利便性を意識する
集客につながる店舗設計をするためには、しっかり戦略を立ててデザインを考えることが重要です。
この項目では、飲食店デザインを頼むときのポイントについて解説していきます。
ターゲット・コンセプトを明確化する
コンセプトとは、店舗全体に共通する概念や考え方のこと。
コンセプトが定まっていないと、店舗の指標がない状態となり、お客さんにお店の魅力が伝わりづらい店舗になってしまいます。
店舗のブランディングを正しく行うためにも、デザインを依頼する前にコンセプトは明確に定めておきましょう。
また、年齢や性別、職業など、お客さんとなるターゲット層を具体的に決めておくことも大切。
しっかりとターゲットを設定することでお客さんの特性やニーズが明確になり、より効果的な戦略が立てやすくなりますよ。
座席数を考える
飲食店の売上に大きく関わる座席数ですが、席が多ければ多いほど良いという訳ではありません。
何も考えずただ座席を増やしても、お客さんによっては窮屈に感じられる場合があります。
大切なのはお店のコンセプトに合っているかどうかなので、ターゲットとなるお客さんにとって居心地の良い空間を作ってあげることが大切です。
例えば、ゆったりと過ごしてもらいたいカフェであれば、座席数を減らしてでも席の間隔を広くしてあげるなどの施策が必要です。
このようにお店のコンセプトとターゲット層をしっかり定めておけば、座席数を考える際も具体的にイメージががしやすくなります。
利便性を意識する
どんなにおしゃれで魅力的な店舗ができても、お客さんに認識してもらえなかったら意味がありません。
デザインを設計する段階で、店舗周辺を通る人たちの動きの流れを把握しておくき、それに合わせた店舗づくりを行うようにしましょう。
例えば、立地がオフィス街付近で営業時間が夕方からのお店なら、会社から駅に向かう人の流れを想定して店舗デザインを考えなければいけません。
デザインを依頼する際は、時間帯ごとの人の流れをしっかり把握しておくようにしましょう。
おしゃれな飲食店の店舗・内装デザイン事例
- 焼肉のんちゃん
- TAMAGO COCCO
- らーめん和屋
- 松坂牛焼肉 M 難波店
- お酒の美術館 心斎橋店
デザインが中々決まらない時ほど他店の店舗・内装デザインを参考にしたいもの。この項目では、おしゃれで魅力的な飲食店デザインの事例を紹介していきます。
焼肉のんちゃん
お客さんを招く「門」をイメージしたファサードデザインが魅力的なこちらの焼肉店。
道行く人たちがつい足を止めてしまうようなインパクトのある外観は、店内が見渡せる設計になっており、お客さんに安心感を与えているのもポイント。
TAMAGO COCCO
こちらは新鮮な卵や国産素材にこだわったこスイーツ店の店舗デザイン。
白を基調としたシンプルな配色が、清潔感のあるすっきりとした空間を演出しています。
また、店内にガラスを多用することで、工房でスイーツが焼き上がる様子が見えるような設計に。
五感を刺激し、購買意欲を掻き立てる魅力的なデザインですね。。
らーめん和屋
大学の近くにあるこちらのラーメン店では、学生の利用が多いということもありカウンター席、テーブル席の両方を備えた設計に。
また、ワンオペレーションの時も対応できるように配慮されたキッチンレイアウトも魅力的です。
松坂牛焼肉 M 難波店
こちらは松阪牛を取り扱う焼肉屋の内装デザイン。
日本を訪れる観光客がメインのターゲットということもあり、日本の情景を店内に取り入れたデザインは特徴的です。
特殊な工法で壁を中から照らすことにより、壁を灯篭として表現。
それらを食事シーンの背景として散りばめることで、日本をモダンに感じながら食事を楽しめる空間を見事に造りあげています。
お酒の美術館 心斎橋店
大正の建造物をイメージしたというこちらのバー。
間接照明や障子の明かり窓を利用し奥行き感、重厚感を演出しています。
多数のお酒を陳列に並べることで、「世界中のお酒に出会える」というお店のコンセプトを見事に表現した魅力的な内装デザインです。
飲食店デザイン依頼におすすめの会社5選
- YOHAKU Office株式会社
- オリジナルワークス有限会社
- エスティーシー株式会社
- 有限会社ペブル
- 株式会社デザインワークス
いざ飲食店の店舗・内装デザインを頼もうと思っても、どこに頼めば良いか迷いますよね。この項目では、飲食店デザイン依頼におすすめの会社を紹介していきます。
YOHAKU Office株式会社
デザイン事業・ブランディング構築の支援を行う『YOHAKU Office 株式会社』
飲食業に特化したサブスク型デザインサービス「SNAC」を運営しており、飲食デザインを10年以上手がけてきた専門家によるデザイン設計が魅力的です。
飲食に特化しているだけあって、飲食業界のトレンドも抑えた提案をしてくれるのは嬉しいポイントですね。
店舗や内装のデザインはもちろん、チラシやパンフレットなどの販促物デザインの制作も”月額定額制”で頼めるので、制作物が多い新規オープン時やリニューアル時にはぴったり。
「デザインの一部分だけ変えたい」などの細かい修正も、費用を気にせず依頼できるのも強みです。
オリジナルワークス有限会社
店舗設計や外装・内装工事、設備工事など、飲食店に関する事業を幅広く展開している『オリジナルワークス有限会社』。
経験豊富な建築士が最初の打ち合わせから工事までを一貫して行ってくれるので、工事目線ではなくお客さんに一番近い目線で施工してくれます。
また、お店が開店してから1年間は不具合が発生した際に対応してくれる「1年間無料保証」があるので施工後も安心です。
エスティーシー株式会社
内装から外溝まで幅広いジャンルに対応する『エスティーシー株式会社』。
飲食店はもちろん、美容院やサロンなど幅広いジャンルでの実績があります。
CGを使ったプラン提案など、分かりやすさに配慮した進行が魅力的。
コストパフォーマンス面でも優れているので、工事費用を抑えて店舗・内装デザインを依頼したい方におすすめです。
有限会社ペブル
ブランドの魅力や個性を生かしたデザインが得意な『有限会社ペブル』。
店舗デザインのみならずグラフィックデザインからトータルデザインなど、総合的なブランディングに対応しています。
そのブランドにとって何を優先すべきか、何が必要なのかをアドバイスしてくれるので、出店に関するバックアップを求めている方には特におすすめの会社です。
株式会社デザインワークス
お店の業態とのバランスを考えたベストなデザイン提案をしてくれる『株式会社デザインワークス』。
飲食店舗の設備設計や施工、入り口部分の改装から小規模店舗のデザインまで、店舗・内装デザインに関して幅広く対応しています。
カフェ、ラーメン店、バー、割烹など、数多くの飲食店デザインを手がけた実績があるので信頼性も抜群ですよ。
飲食店デザインにかかる費用内訳
- 設計・デザイン費
- 施工費
飲食店デザインを頼むときにやっぱり気になるのは費用ですよね。
この項目では、飲食店デザインにかかる費用の内訳を解説していきます。
設計・デザイン費
デザイン費は、依頼するデザイン事務所の規模により異なりますが、「坪数×単価」が一般的な相場とされています。
坪単価の平均は5~7万円と言われていますが、10坪以下などの小さな店舗の場合は別の料金体系が適用されることが多いので、小さめの店舗で考えている方は、上記の計算式だけを意識していると思わぬ見積もりが出てくることがあるので注意しておきましょう。
また、総施工費からデザイン費を算出するケースもあります。その場合は、総施工費の10~12%がデザイン費になることが多いので、こちらも覚えておきましょう。
施工費
施工会社へ支払うお金は、細かく分けると内装や外装を含む”造作工事費”と、電気工事などの”設備工事費”の2つに分かれます。
施工費は物件の状態によって大きく相場が変わり、前の借主が利用していた設備などがついた居抜き物件だと、200万円〜400万円前後が一般的な相場とされています。
反対に、コンクリート打ちっぱなしの状態であるスケルトン物件だと、居抜き物件と比べて約5倍コストがかかるとされています。
まとめ
飲食店における店舗・内装デザインは、集客に関わるのはもちろん、従業員のモチベーションアップにもつながる重要な要素です。
飲食店デザインを考える際はしっかり戦略を立てて設計するようにしましょう。
飲食店デザインを頼む時のポイントは以下の3つです。
- ターゲット・コンセプトを明確化する
- 座席数を考える
- 利便性を意識する
これらを意識して店舗・内装デザインを設計することで、お客さんにとって居心地の良い空間が出来上がります。
ぜひ今回の記事を参考に、集客につながる魅力的な店舗づくりに役立ててください。