「パンフレットデザインの料金相場を知りたい!」
「デザイン費用の内訳ってどうなってるの?」
「どこの会社にデザインを頼めば良いんだろう?」
「少しでも制作費用を抑えたい!」
会社案内や店舗宣伝のためにパンフレットを作ることになったけど、なるべくコストは抑えたいと考える方は多いはず。
パンフレットデザインは、どこに依頼するかで料金が大きく変わってきます。
制作にかかる料金内訳を把握したうえで、パンフレットの使い道や求めるクオリティによって依頼先を選ぶことが大切です。
そこで今回は、パンフレットデザインにかかる費用の目安、おすすめのデザイン会社やクラウドサービス、制作コスト削減のために押さえておきたいポイントをご紹介します。
パンフレットを安く作りたい方は、ぜひ記事の内容を参考にしてみてください。
パンフレットデザインの制作方法と費用相場
- デザイン会社
- 印刷会社
- フリーランス
基本的にパンフレットデザインの依頼先は上記の3つ。それぞれの費用相場や特徴について解説していきます。
デザイン会社
デザインを専門としている制作会社なので、他と比べてデザインのクオリティが高いのが特徴。
実績やノウハウが豊富であり、ディレクション部分などのサポート体制もしっかり整っていることが多いので、打ち合わせをしながらハイクオリティなものに仕上げたい方にはおすすめの依頼先です。
パンフレットデザインの料金相場は、A4サイズ全20ページで80万〜120万円くらいとされています。
業務がデザイン特化型なので、見積もりをとったときに余計な費用が計上されていることが少ないこともポイント。
限られた制作予算を有効に活かすことができます。
印刷会社
デザイン完成後に印刷までワンストップで発注できる利便性が強みの印刷会社。
パンフレットデザインを印刷会社で依頼した場合の料金相場は、A4サイズ全20ページで110万から160万円ほどとされていますが、印刷費用まで含めると一番安上がりになるケースもあります。
ただし、デザインスキルは専門のデザイン会社より見劣りすることもあるので注意が必要。
デザインを外注に回している会社では、対応に時間がかかる恐れがあることも考慮しなければいけません。
フリーランス
フリーランスデザイナーは法人よりも安価なことが多く、制作予算が少ないときに有効な選択肢です。
A4サイズ全20ページのパンフレットデザイン相場は50万円〜となります。
ただしデザイナーによってクオリティの差が大きいので、制作費用以上のデザインに仕上げてくれる人もいれば、それなりの人もいるので見極めが肝心。
依頼するときは過去の実績などをしっかりチェックしてからにしましょう。
パンフレット制作にかかる料金内訳
- デザイン作成費
- 原稿製作費
- ディレクション費
- 撮影費
- 印刷費
パンフレット制作にかかる料金は基本的にこの5つ。
それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
デザイン作成費
デザイン作成費の相場は1日あたり2万〜5万円ほど。
パンフレットの場合だと、3〜5日ほどの稼働になる場合が多いので、6万〜25万円の費用感となります。
一般的にページ単価は総ページ数で上下する傾向にあり、ページ数が少ないと高く、多いほど安くなっていきます。
また、記事に挿入するイラストや図版を書き起こすときは、別途費用がかかる場合が多いので注意しておきましょう。
デザイン料金が極端に安い会社は、修正対応の回数を少なく制限しているところも多いので、「細かく打ち合わせしながらデザインを決めたい」と考えている方は事前に確認しておくことをおすすめします。
原稿製作費
原稿製作費の相場は1ページあたり1.5万〜3万円ほど。
原稿製作費も、デザイン作成費と同じく総ページ数によってページ単価が変動する傾向にあります。
また、予算が限られている場合は自前で原稿を用意することで費用をカットすることも可能。
ただし、クオリティを考えるのであれば専門ライターに一任したほうが安心と言えるでしょう。
ディレクション費
ディレクション費は、作業開始前のヒアリングやクリエイター側の対応、スケジュール管理など、制作開始から納品までの進行管理に必要な費用です。
ディレクション費の相場はページ単価2万〜3万円ほど。
制作会社によっては制作費総額の10から20%という見積もりにしているところもあります。
撮影費
撮影費の相場はケースバイケースなので、何をどれだけ撮影するかによって大きく変動します。
会社案内など現場へ来てもらう必要がある場合は日当で計算されることが多く、日当の相場は1日あたり6万〜11万円ほど。
カタログなどで商品撮影するときは、1カットあたり◯円となるケースもあります。
印刷費
印刷費は会社によって価格が大きく異なるので、一概に費用感を語ることはできません。
印刷品質はどこに頼んでもそれほど差はないので、予算を抑えたい場合は格安の印刷会社を探すと良いでしょう。
パンフレットでよく使われる紙質、印刷方法でパンフレットを1,000部作る場合、12万〜25万円くらいが目安となります。
パンフレット作成依頼におすすめの会社5選
YOHAKU Office株式会社
利益を意識したハイクオリティなデザイン設計が魅力的な『YOHAKU Office株式会社』。
経営者の事情や心情を熟知したデザイナーが、依頼内容の背景に着目しベストなデザインを提案してくれます。
月額定額制で発注できるデザインサービス「DESIGN VIKING」が好評。
追加費用なしで何度も修正を依頼できるほか、契約プランによっては複数デザインを並行して発注することもできます。
パンフレットや様々な販促物を頼みたい方にとっては見逃せないサービスと言えるでしょう。
シンプレスジャパン株式会社
パンフレットはもちろん、チラシから名刺など、幅広い販促物のデザイン・印刷を手掛ける『シンプレスジャパン株式会社』。
3000種類の無料テンプレートから好みのデザインを選ぶプランと、デザインデータを入稿するプランがあり、少部数からも依頼できます。
また、二つ折りや三つ折りのパンフレット制作が25部で2,200円と格安で頼めるのも嬉しいポイント。
費用を抑えてパンフレット制作を依頼したい方におすすめです。
株式会社アルセス
パンフレットやリーフレットのデザイン制作に特化した『株式会社アルセス』。
最短で10営業日納品というスピード感は、急にパンフレットが必要になったとき頼りになります。
全国対応型として事業を展開しており、デザインから印刷までワンストップで発注できるほか、PDFやPowerPoint形式といったデータファイルで納品してもらうこともできますよ。
また、印刷物納品の場合もデザインデータを無償で提供。
編集や流用が自由にできるので、作ってもらったデザインを他の用途で使い回せる点も嬉しいですね。
株式会社クエストデザイン
パンフレットやチラシなどの紙媒体から、電子書籍やアプリのようなデジタル媒体まで手掛けている『株式会社クエストデザイン』。
パンフレット制作.jpというサイトを運営しており、ネット経由でデザインを発注できます。
ネットで申し込むシステムですが、テンプレートによる既存デザインではなく、訪問による直接ヒアリングを行っています。魅力的なオリジナルデザインのパンフレットを制作してくれますよ。
株式会社ロフティー
これまでにNEXCO東日本など、多くの有名企業のパンフレットを制作した実績がある『株式会社ロフティー』。
業種や用途を問わず、幅広いジャンルに対応しているデザイン事務所です。
目的・用途に合わせて企画段階からサポートしてくれるので、パンフレット制作を一貫して任せたい方にはおすすめです。
パンフレット作成依頼におすすめのクラウドサービス3選
クラウドワークス
業界No.1のユーザー数を誇る日本最大級のクラウドソーシング『クラウドワークス』。
案件を掲載すると条件面で納得したデザイナーが応募してくるシステムになっているので、過去の実績を考慮しながら好みの発注先を選びましょう。
経験豊富なコンシェルジュが発注を全面にサポートしてくれるサービス「CWコンシェルジュ」があるので、初めて依頼する方でも簡単に発注を行えますよ。
ランサーズ
日本のクラウドソーシングで最も歴史のある『ランサーズ』。
デザイン案件を発注するクライアントはとても多く、10万社の利用実績があると言われています。
登録しているフリーランスデザイナーもスキルの高い人が多く、安心して発注することができますよ。
発注時にシステム利用料が別途かかってきますが、それでもデザイン事務所などの法人に発注するよりも安上がりでデザインしてもらえます。
coconala
80万人以上の会員数抱え、200万件を超える取引実績を誇っている『coconala』。
上で解説したクラウドソーシング2社と異なり、スキルを取引するフリーマーケットの位置づけとなっています。
クリエイターが5000人以上登録しており、パンフレットデザインを平均相場よりもお得に発注することができます。
クリエイターごとの過去の実績、価格などをしっかり確認してから依頼できるのは嬉しいポイントですね。
パンフレットデザインの費用を抑えるポイント
- イメージやラフ案を用意する
- 原稿を提供する
自分でできる部分があれば、そこでコストを削減したいと考える方もいるはず。
ここでは制作費を少しでも抑えるためのポイントをご紹介します。
イメージやラフ案を用意する
完成したデザイン案に何度も修正を重ねると、追加料金が加算されてしまいます。
それを避けるためにも「このような見た目にしたい」などの要望がある場合、理想のイメージに近い既存パンフレットを用意したり、自分でラフ案を作るようにしましょう。
パンフレットデザインのイメージをある程度固めておくことで、製作側もスムーズに作業を進めることができ、無駄なやり取りを減らすことにもつながります。
原稿を提供する
制作費を抑えたいなら、原稿を自分で作って提供するのも有効な手段。
商品の説明文や会社紹介部分の文字データをあらかじめ用意しておくことで原稿制作費の部分をカットでき、費用を抑えることができますよ。
まとめ
チラシのように用紙1枚くらいであれば自分である程度デザインできても、パンフレット1冊となると高いスキルが要求されます。
特に会社案内のパンフレットなどは会社の「顔」としての役割を果たすので、プロのデザイナーに任せるのが一番です。
パンフレットデザインの依頼先として一般的なのが、
- デザイン会社
- 印刷会社
- フリーランス
の3つ。料金面で軍杯が上がるフリーランスに頼むのか、ハイクオリティなデザインが期待できるデザイン会社に頼むのかは人それぞれ。それぞれの特徴や強みをしっかり知った上で自分に合った依頼先を選ぶようにしましょう。