シンプルで見やすいパンフレットデザインの作り方!レイアウトの基本、参考例も紹介

「パンフレットデザインの方向性がいまいち決まらない…。」
「シンプルで分かりやすいデザインにするコツが知りたい!」
「シンプルにするためのレイアウトの基本ってなんだろう?」
「色々な業種のパンフレットを見て参考にしたい!」

自社のパンフレットを作る時って、どんなデザインにするか迷いますよね。

おしゃれなパンフレットも良いけど、自社のコンセプトなどを考えるとシンプルでカッコ良いデザインにしたいと考える方も多いはず。

シンプルなパンフレットデザインは読み手に内容が伝わりやすく、とても効果的です。

シンプルかつ魅力的なパンフレットにするためにも、レイアウトの知識は最低限把握しておくと良いでしょう。

そこで今回は、レイアウトの基本原則からシンプルで見やすいデザインにする為のコツ、参考になるパンフレットデザイン事例を業種別に紹介していきます。

シンプルなパンフレットを制作したい方はぜひ参考にしてみてください。

目次

デザインの基本!レイアウトの4大基本原則とは?

  • 近接
  • 整列
  • 反復
  • コントラスト

この項目では、シンプルなパンフレットデザインにするために欠かせない「レイアウト」の基本原則について解説していきます。

ぜひ参考にしてみてください。

近接

「近接」とは、関連する項目をまとめてグループにすることです。

関連する情報がバラバラに配置されていると、内容をスムーズに把握してもらえません。

紙面に異なる情報を記載する際は、関連情報ごとにグループ化することで、読み手は構成を理解しやすくなります。

また、それぞれのグループ間に適度な余白を空けることで、読みやすさは格段に向上します。

関連する情報同士の余白は狭く、関連しない情報同士の余白は広く、といった風に余白を上手く使い分けましょう。

整列

「整列」とは、各情報を整列して配置することです。

関連する情報の配置や文字サイズに統一感がないと、何と何が同じ情報同士なのかわかりにくくなります。

関連する情報同士の配置を揃え、文字の大きさや色を統一することでページに一体感が生まれます。

こちらの画像のように情報をしっかり整列させると、自然と目に見えない線が生まれ全体が見やすくなります。この見えない線を常に意識し、揃えられる箇所はすべて揃えることを心がけましょう。

反復

「反復」とは、特徴的なものを繰り返し使用することです。

関連する情報ごとにフォントや文字色、アイコンを繰り返し使用し一貫性を持たせることで、全体のレイアウトに統一感が生まれます。

各情報のデザインルールを決めて、それを繰り返し使うことで、読み手は「同じ情報について記載されているんだ」と瞬時に理解しやすくなりますよ。

ただ、デザインルールを一つだけで構成していると、単調で面白みのないデザインになってしまう場合もあります。

そういう時はデザインルールを関連情報ごとに設定し使い分けることで、デザインに緩急をつけることができますよ。

コントラスト

「コントラスト」とは、情報の優先度をデザインにより強調させることです。

「読み手に最も伝えたい情報」をフォントの種類や色、太さで強調し、その他の情報と差別化させましょう。

中途半端な強弱ではかえって読み手に伝わりづらくなる場合もあるため、強調させたい情報はデザインを明確に変えてあげることが大切です。

シンプルで見やすいデザインを作るコツ

  • 色数は3色でまとめる
  • 余白を配置する
  • テキストデザインにこだわる

見やすく内容が伝わりやすいパンフレットデザインにするにあたって大切なのがこの3要素。

それぞれの内容について詳しく解説していきます。

色数は3色でまとめる

シンプルで見やすいパンフレットを作るのに意識したいのが、全体の「配色」。使う色を必要以上に増やしてしまうと、統一感が無くなりごちゃごちゃした印象を与えてしまいます。

3色の比率は、以下の数字が理想的だとされています。

  • 紙面全体を大きく占めるベースカラー(70%)
  • 印象をつけるメインカラー(25%)
  • 強調するアクセントカラー(5%)

使う色の数が増えるほど扱いは難しくなるので、基本的には「3色」を意識して全体のデザインを考えるようにしましょう。

余白を配置する

シンプルで見やすいパンフレットは、余白(スペース)の使い方がどれも上手。

適度な余白(スペース)を配置することで、全体がスッキリとしたデザインになり、読み手に「見やすい」「分かりやすい」といった印象を与えてくれますよ。

  • 文字間や行間
  • 本文と画像の境目
  • 紙面の周囲

主にこの3つの部分には適度な余白を使うようにしましょう。

テキストデザインにこだわる

紙面に変化をつけたり強調したい文章があったりすると、つい複数の書体を用いがちですが、これをすると紙面にまとまり感がなくなる恐れがあります。

シンプルなデザインにするなら、使うフォントは特徴的なものではなくオーソドックスなものを使うと良いでしょう。

また、フォントは複数の種類を使い分けるのではなく、内容に合った書体で統一することでまとまり感が生まれます。

こちらの記事では、パンフレット制作に役立つテンプレートサイトをまとめてご紹介しているので、実際にフォントのイメージを見ることができますよ。

会社案内のパンフレットデザイン参考例

  • 物流業の会社案内パンフレット事例
  • 金融業の会社案内パンフレット事例
  • 建設・設備業の会社案内パンフレット事例

ここでは会社案内パンフレットの事例を、業種別に紹介していきます。

物流業の会社案内パンフレット事例

物流会社の会社案内パンフレット

こちらは廃棄物に関わる事業を展開する物流会社のパンフレット。自然を基調としたデザインにすることで、環境に優しいイメージを表現しています。

運送会社の会社案内パンフレット

トラックにドライバーが乗り込むシーンを使ったこちらのパンフレットデザイン。

現場の臨場感や運送会社としてのスペシャリスト感を一枚の写真で見事に表現していますね。

金融業の会社案内パンフレット事例

金融業の会社案内パンフレット

こちらは投資顧問会社のパンフレットデザイン。シンプルなデザイン設計とシックな色味かつ厚みのある用紙が、投資顧問としての信頼感・風格を演出しています。

建設・設備業の会社案内パンフレット事例

設備業の会社案内パンフレット

こちらは世界有数規模の利用者数を誇る空港の設備管理を行っている企業のパンフレットデザイン。快適な空間を支える業務の裏側を、コントラストを高くすることで見事に表現しています。

建設業の会社案内パンフレット

こちらは不動産・建設企業のパンフレットデザイン。表紙には光沢加工を施されており、シンプルながらも高級感のある表紙に仕上がっています。

また、木目調や大理石の素材をデザインに組み込んでおり、企業の品格を表現しています。

カタログのパンフレットデザイン参考例

  • 環境事業のカタログパンフレット事例
  • 商社のカタログパンフレット事例
  • 注文住宅のカタログパンフレット事例

ここではカタログのパンフレットデザイン事例をまとめて紹介していきます。

環境事業のカタログパンフレット事例

環境事業のカタログパンフレット

自然をモチーフにしたデザイン設計にすることで、環境面からアプローチしたこちらのパンフレット。

機器の説明やシステムの流れをリアルなグラフィックデザインで表現しているので、イメージしやすく分かりやすい構成になっていますね。

商社のカタログパンフレット事例

総合商社のカタログパンフレット

こちらは食品総合商社のカタログパンフレット。大きな写真を使用することでインパクトのあるページに仕上げつつ、所々に配置されたイラストが親近感を演出しています。

輸入商社のカタログパンフレット

こちたの輸入商社のパンフレットでは、商品の数が多いながらも関連情報ごとに使う色を統一しているので、全体的にまとまりがあり見やすいデザイン設計となっています。

注文住宅のカタログパンフレット事例

注文住宅のカタログパンフレット

こちらは人気注文住宅のカタログパンフレット。手書き風のイラストやヴィンテージ風の書体を織り交ぜることで、ブランドコンセプトである「ワクワク感」を表現しています。

こちらの記事では、参考にしたいパンフレット事例に加えておすすめのギャラリーサイトもまとめて紹介しているので、ぜひ併せてお読みください。

シンプルでおしゃれなパンフレット制作なら「DESIGN VIKING」

月額定額制のデザインサービス「DESIGN VIKING」では、どれだけ修正を依頼しても追加費用が発生しないほか、プランによって同時に複数のデザイン依頼も可能です。

経験・実績豊富なデザイナーと担当ディレクターが、あなたにピッタリのパンフレットデザインをご提案から作成まで行います。

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まとめ

シンプルで見やすいパンフレットデザインにするためには、デザインの4大基本原則を意識することがとても重要。

  • 近接
  • 整列
  • 反復
  • コントラスト

これらは基本中の基本ですが、見やすくかっこ良いデザインはほとんどこの4大原則の型が守られています。

その上で、配色や余白にも気をつけてデザインすることで、シンプルながらも見やすく、内容が伝わりやすいパンフレットに仕上がるでしょう。

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