飲食店のメニュー表は今後の集客においてとても大切です。あなたのお店のメニューが、ひと目で来店するお客様に伝わったり、そのメニューで何を食べたいか?を決めたりしています。
ですので、メニュー表はとても重要なんですよ。
ただ、いきなりメニュー表を作るとしても、どうやって作ったらいいのかわからないですよね。
この記事に訪れたあなたは、
「飲食店のメニュー表ってどうやって作るの?」
「どんなデザインがいいかな?」
「そもそも作れないから格安で依頼できる会社ってあるのかな?」
と思っていませんか?
筆者もメニューデザイン依頼を過去に受けた経験もありますが、そのお店のコンセプトであったり、推したいメニューをデザインで表現するのって、すごく難しいんですよね。
その過去の経験をもとに、今回は飲食店のメニューデザインをどうやって作るのか、について解説していきます。
また、おすすめのデザイン作成ツールや外注相場、格安で依頼できるデザイン制作会社も紹介しています。
メニュー表を作成できる網羅的なコンテンツになっていますので、ぜひ参考にしてください。
飲食店のメニューデザインの作成方法は2通り
そもそもメニュー表を作成する方法は、大きく分けて2通りあります。
- 自分で作成
- プロに外注する
自分で作るなら無料でも作れますし、予算があるのであればプロに外注することも一つの手段です。
しかし、無料で作れるからといってデザイン性に欠けてしまっては意味がないですよね。ただし、プロに依頼するとそれ相応の金額がかかってしまいます。
ですので、 自分でデザインを考える際の具体的な方法と、お得な価格でプロに依頼する方法をそれぞれ紹介します。
飲食店のメニューデザインを作成する4つのステップ
飲食店を経営していて、メニュー表を新しく作る際、今まで作った経験のない方がほとんどではないでしょうか。
はじめてでも、メニューデザインを作れる方法を4つのステップにまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
- STEP1 : ターゲットや目的を決める
- STEP2 : レイアウトを考える
- STEP3 : 必要な素材を準備する
- STEP4 : デザインを作成する
この4ステップは一言で言うと、「情報を整理して、お店に合ったデザインを作る」ためのものです。
直感で着手することもできますが、いきなりデザインを作ろうとすると、悩むばかりで手が進まなかったり、完成したものに満足できなかったりしがちです。
なので、どんなデザインにしたいか考えるところから始めましょう。
STEP1 : ターゲットや目的を決める
メニュー表を作るには、お客様にどんな印象を持ってもらいたいのか、何を伝えたいのかをはっきりすることが大切です。
ターゲットや目的が明確でないままメニュー表を作成しても、望む結果は得られません。
「落ち着いた雰囲気を感じてもらいたい」や「期間限定メニューを注文してもらいたい」など目的を明確にしてからデザインを作りましょう。
ターゲットや目的を明確にすることで、メニュー表の雰囲気や、載せるべき情報も明確になります。
具体的な例を用意しました。次のような設定です。
「わたしは、大学近くにあるカフェの経営者です。 期間限定のメニューを作ったので、専用のメニュー表が欲しくなりました。 店先にメニュー表を置き、宣伝としても使いたいと考えています」
これを整理して掘り下げると以下の画像のようになります。
画像のように、「Q&Aとメニュー表に必要なもの」とで整理するのがおすすめです。
ざっくりとでも良いので、載せたい情報とどんな雰囲気のデザインがいいかまとめてみましょう。
今回は「女子学生」をターゲットにしましたが、もし「サラリーマン」がターゲットになれば「落ち着いたデザイン」や「wifiが使える」といった情報を載せるのも良さそうですね。
また、店内で使う冊子型のメニュー表ならば、営業時間や定休日は必須ではなく、提供している全メニューが必要です。
画像を参考に、整理してみてくださいね。
さて、これでターゲットや目的が整理できたので、必要な情報が明確になり、デザインの方針が決まりました。
STEP2 : レイアウトを考える
STEP1でまとめた情報をもとに、レイアウトを考えます。
実際にデザインを作る前の設計図づくりです。設計図をあらかじめ作ることで、完成図がイメージでき、やり直しが減ります。
とはいえ、完璧な設計図にする必要はありません。
上記の画像のように、紙とペンを用意して、大雑把なレイアウトを考えてみましょう。
写真はどこに置くか、文字はどこに置きサイズはどのくらいか、自分の中でイメージを作ります。
レイアウトの参考が欲しい方へのおすすめサイト
突然レイアウトを作るのは、かなり難しいことです。
ネットで調べれば、他の店舗のデザインがたくさん出てくるので、参考になります。
わたしのおすすめは『Pinterest』です。
おしゃれなデザインから、シンプルで真似しやすいものまで幅広く見れるので、とても便利です。
レイアウトだけでなく、全体の色味や写真や文字の使い方も参考になるので、次のステップにも役立ちます。
STEP3 : 必要な素材を準備する
実際のデザインに必要な素材を用意します。
写真、イラスト、文字(フォント)など、自分で作るかフリー素材をダウンロードしてきます。
イラストやフォントについても、おすすめのサイトを紹介します。
イラストのフリー素材をダウンロードできるおすすめサイト
イラストの素材を見つけるには『イラストAC』がおすすめです。
例えば、乾杯しているイラストや文字を囲むフレームなど、無料かつ商用利用可能な素材サイトです。
フォントを探すためのおすすめサイト
好みのフォントを見つけるには『ためしがき』というサイトがおすすめ。
簡単にフォントの比較検討ができるサイトです。
違う雰囲気のものをいくつか選び、デザインの全体を見て決めるのも良い方法ですね。
丸いフォントがいいのか、角のあるフォントがいいのか、もしかしたらフォントを使わず手書きの方がいいのかも。
いろんなパターンを試してみてください。
STEP4 : デザインを作成する
最後に、STEP2のレイアウトに従って、STEP3の素材を配置します。
デザインを作成するときのおすすめツールについても、この記事で紹介します。
このステップが一番大変ですが、他店舗を参考にしたり、色や配置を何パターンか作ったりしながら仕上げましょう。
これでメニューデザインの完成です。
飲食店のメニューデザイン作成ツール3選
デザインを作成できるツールはたくさんありますが、ここでは3つピックアップして紹介します。
価格やデバイス、テンプレートの有無からおすすめを選定しました。
テンプレートを使えば、デザインに慣れていない方でも簡単にメニュー表を作れるので、便利ですのでぜひ活用してみてください。
Microsoft PowerPoint
価格 | 有料 |
デバイス | パソコン |
テンプレート | なし |
有料ソフトですが、パソコンを買ったときについてきた方もいるのではないでしょうか。
直感的に文字や画像を自由に配置できるので、簡単なものを作るのに向いています。
パワーポイントを持っていない方は、『Googleスライド』もおすすめです。
こちらは無料で使えます。Google版のパワーポイントと考えてもらって構いません。
パワーポイントとほとんど同じことができますが、使えるフォントが限られるなど制限もあるので、あくまでパワーポイントがない方向けです。
Canva
価格 | 無料(一部有料) |
デバイス | スマホ・パソコン |
テンプレート | あり |
『Canva』はデザインが不慣れな方でも簡単に使いこなせるwebサービスです。
25万以上の高品質なテンプレートや、素材が用意されているので、0からデザインを作る必要はありません。
選んだテンプレートに、画像や文字を当てはめるだけで見栄えの良いメニュー表が作れますよ。
一部の素材を使うのは有料ですが、無料でも十分ですし、自分で用意したイラストなどの素材も使えるので自由自在です。
また、パソコン版だけでなく、スマホアプリもリリースされているので、ご自身に合ったデバイスでメニュー表を作れるのも魅力の一つですね。
無料版に物足りなくなったら、より凝ったデザインが作れるプロ版や、法人用の有料プランも用意されています。
MenuExpress
価格 | 無料 |
デバイス | スマホ |
テンプレート | あり |
『MenuExpress』もテンプレートが提供されているサービスです。
キャッチコピーは『飲食店のメニューが無料で作れるお手軽アプリ』。
スマホアプリだけで、簡単にメニュー表が作れます。
プロの作成したテンプレートが600以上もあるので、お店に合った素敵なデザインが、きっと見つかります。
公式ホームページに、アプリ内で使えるテンプレートがすべて掲載されているので、気になる方はまずホームページを確認してみてください。
他にも便利なツールはたくさんあります。詳しくは、下記の記事で紹介します。
飲食店のメニューデザイン外注相場・料金は?
自分の店舗で作る時間がない場合は、プロにデザインを依頼したいですよね。
デザインのプロに外注したくても、相場がわからなければ適正価格がわかりません。
ずばり、飲食店のメニューデザインの相場は、1ページ1万円〜2万円です。
ただし、写真撮影や印刷用紙の素材、レイアウトなどのオプション料金によって価格は大きく変わります。
写真は店舗側で用意するかなど、何を依頼するか検討する必要があります。
さらに詳しい内容については、下記の記事で紹介するのでご覧ください。
→Comming Soon
お得な価格でプロに外注したいなら
外注する予算は、節約できるに越したことはありません。
今回の記事を見ている方の中には、メニュー表を新しく作る際、3種類のメニュー表が欲しかったり、同時にチラシも欲しかったり、いくつかのデザインを依頼したい方もいるのではないでしょうか。
それをひとつひとつ外注しては、いくらかかるかわかりません。
そんな方には、何度依頼しても価格が変わらない『YOHAKU Office 株式会社』のサブスク型デザインサービスがおすすめです。
飲食デザインを10年以上手がけてきた専門家が担当するので、飲食業界のトレンドも押さえた提案がもらえるので、安心して依頼ができます。
また『月額定額制』で、メニューデザインだけでなく、店舗のデザイン、チラシなどを何度でも頼めるので、制作物が多い新規オープン時やリニューアル時にはぴったり。
「デザインの一部分だけ変えたい」などの細かい修正も、費用を気にせず依頼できるのもおすすめのポイントです。
まとめ
飲食店のメニュー表は、すべてのお客様が見るもの。
お店のコンセプトや推したいメニューが伝わるデザインにすることが大切です。
伝わるメニューデザインを自分で作るための方法を紹介しました。
- ターゲットや目的を決める
- レイアウトを作る
- 素材を用意する
- デザインする
いきなりデザインせず、何が必要か整理してから取り掛かるのが、おすすめの方法です。
また、プロに外注する際はどこまで依頼するかによって価格が変わります。
写真までは自分で用意するのか、すべて頼むのか考える検討が必要です。
予算を抑えたい方は、月額定額制のサービスもあるので参考にしてくださいね。
以上、飲食店のメニューデザインについてでした。