チラシデザインを依頼されたり自作していると、レイアウトや配色、フォントで行き詰まってしまう時がありますよね。
そんなときに、
「参考になるチラシデザインを集めたサイトがあればいいなー」
「チラシデザインの参考書は重たい!スマホでいつでも見られると嬉しい」
「もっとレベルの高いチラシデザインを作れるようになりたい」
と思いのあなたにおすすめの、チラシデザインをまとめたサイトがあります。
チラシデザインで迷ったときや、他の発想を見て刺激を受けたいときに、サイトを開けばいつでも調べられるんですね。
今回はチラシデザインをまとめたサイトを、スーパーのチラシからアート性の高いグラフィックアートまでタイプ別に幅広く紹介しています。
ブックマークにしとくだけでいつでも参考にできますし、クライントにイメージを伝えるときにも役に立つはずです。
最後の方には、チラシデザインの作成のコツまで解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
チラシデザイン作成の参考になるサイト7選
チラシデザインの参考になるサイトを7つ紹介します。
定番のものから珍しい作品を集めたサイトまであるので、気になったサイトはぜひチェックしてみてください。
ターゲットの好みに合わせた、チラシデザインをイメージして探していくと参考にしやすいと思います。
たくさんの作品を見て作品の幅を広げていきましょう。
カラーパレットのついた『パンフレット&チラシ見本帳』
パンフレット&チラシ見本帳は、デザイナーの運営者がチラシデザインの参考になるサイトがなかったので、自身で作ってしまおうと言うことで制作されたものです。
なのでデザイナー視点から参考にしやすいチラシデザインやパンフレットが集めてあります。
このサイトは、一つひとつのチラシデザインに解説がついてるのでが特徴的です。
チラシから感じる目的や構成を、プロの目線で解説してあるのはとても参考になりますよね。
さらに、チラシのターゲット、サイズ、カラーパレットを表にまとめてあります。
チラシデザインを集めた書籍でも、カラーパレットまで付いているものは、中々ありません。
この情報量が、いつでも無料で見られるのはブックマーク必至でしょう。
デザインに行き詰まったらまずコレ『Pinterest』
ピンタレストとは画像共有サービスで、インターネット上の画像を個人や企業が投稿しています。
インスタグラムと似たようなサービスですが、インスタグラムは個人のニュースを投稿する事がメインで、Pinterestはすでにインタネット上にある画像や動画を投稿することがメインになっています。
このサイトはチラシデザインだけでなく、膨大な量の画像の中から気に入った画像を集めることができる機能が特徴的です。
また気にいった画像の関連画像をリコメンドとして表示する機能も便利で、検索をしなくても情報が集まってきます。
画像の数が多いので、まだ構成も何も決まっていない状態で方向性の参考にしたいとき眺めてみるのがおすすめです。
実際に使用されてるチラシが見られる『トクバイ』
トクバイはスーパーやドラッグストアのチラシを集めてるサービスです。
チラシデザインを集める目的で作られたわけではないですが、リアルタイムで使用されてるチラシを見ることができるのはここだけでしょう。
地元のチラシや業種別に、チラシデザインを探す事ができる所が特徴になります。
チラシデザインを集めたサイトではあまりないスーパーのチラシが多く、小売関係のチラシを作りたい人は参考になるはずです。
またチラシだけでなくポップやクーポンも見ることができます。
商品数の多いチラシデザインやスーパーのチラシの参考にしたい人に、おすすめのサイトです。
Adobe公式サイトで日本語にも対応『Behance』
BehanceとはAdobeの公式サイトで世界中のクリエイターが作品を公開しています。
海外の作品が多いですが日本語でチラシと入れると、日本のチラシデザインが表示されます。
デザイン性の高いチラシデザインが多く、フォントの使い分けなどが参考にできる特徴があります。
Adobeの公式サイトなのでAdobe製品を使っている人はアカウトを取得でき、自分の作品の投稿もできます。
作品を気に入ってもらえれば、思わぬ契約につながる可能性もあるでしょう。
Adobe製品でチラシデザインを作っている人におすすめのサイトです。
デザイン性の高いチラシデザインを探すなら『FLYER ARCHIVE JP』
FLYER ARCHIVE JPはデザイナーが運営しているサイトで1999年代からのチラシデザインを見ることができます。
アート性が強いので、商品の広告よりも映画ポスターや展示会などのチラシデザインの参考になると思います。
年代ごとにデザインの推移を見られるところや、和風やポップなどジャンル別でチラシデザインを探していけるところが特徴です
アート性やメッセージ性の強いチラシデザインが多いサイトで、作品の幅を広げたい人やいつものデザインにプラスしたい人におすすめです。
アート的要素が強い『TODAY’S FLYER』
TODAY’S FLYERもアート性の高いチラシデザインが多いです。
昔の年代の作品が多く風刺的な作品も見ているだけで楽しくなるようなサイトです。
一般的なチラシデザインではなく、グラフィックデザインのような作品が多いのが特徴です。
最近の高級食パン専門店のような独創的なデザインを依頼されたときに、参考にしやすいのではないでしょうか。
海外の作品も多くあり、そういったチラシを探している人におすすめです。
世界のタイポグラフティーが見られる『typographicposters』
Typographicpostersはデザイン性の高いタイポグラフティーが見られるサイトです。
検索窓に国名を入力することで、国別で探す事ができる点も面白い特徴の一つです。
これだけのタイポグラフティー資料を本にしたら膨大な量ですが、ネット上でいつでも見られるのは嬉しいですよね。
カラー別やタグ別で作品を直感的に探せるのも嬉しいポイントです。
チラシデザインの幅を広げたいときや、独創的な文字組みをしたいときにおすすめのサイトです。
チラシデザイン作成のコツ
チラシデザインを作成するときに使えるコツを紹介していきます。
行き当たりばったりでチラシデザインを作るのではなく、しっかり理由を持ってデザインを積み上げていくとクオリティの高いチラシデザインができるはずです。
作成していく順番で解説しているので参考にしてみてください。
1.デザインを作る前に目的とゴールの確認
まずチラシデザインを作成するときにいきなりIllustratorなどの編集ソフトを立ち上げてはないでしょうか。
構想やレイアウトが決まっていない状態で作業を始めてしまうと、やり直しの回数が増えたり行き詰まってしまったりして思うように作業が進みません。
そればかりか出来上がったもののクオリティも下がってしまいます。
そうならないためにも下の3つを明確にして始めましょう。
- ターゲット
- 何を伝えて
- どうしてもらいたい
例えば「ターゲット」が決まるとそのターゲットに対して興味がありそうな背景や色、フォントが決まってきます。
何を伝えてが決まると、訴求したいポイントを決める事ができ、目立たせるポイントも決まってくるでしょう。
そして最後の「どうしてもらいたい」が決まると、行動を促すコピーや文言が決まります。
つまり上の3つを決めることでチラシデザインの骨格となる部分が決まってくるのです。
2.下書きのラフで書く
チラシデザインの骨格を決めたら、それを元にレイアウトを決めていきましょう。
何パターンか紙に下書きをして配置を決めていきます。
このときに、紹介したサイトが参考になるはずです。
ターゲットに伝わるをイメージしてレイアウトのラフを描いていきましょう。
3.何回も検証しながら決めていく
ラフ画を元に編集ソフトでチラシデザインを作っていきます。
背景やフォントは何パターンも試して見比べることが、チラシの完成度を上げるコツです。
配色は3色ぐらいに絞った方が見やすく、まとまったチラシデザインなりやすいです。
フォントは伝えたい感じをイメージして選ぶといいでしょう。
例えば、30代女性がターゲットで、女性従業員が多い美容室の、チラシデザインであれば丸ゴシックのような、少し柔らかいイメージのフォントを使うことで、チラシのイメージをアップができます。
どちらもチラシデザインのイメージを決める大事な要素なので何パターンも試しましょう。
検証の数だけチラシデザインのクオリティが上がっていくはずです。
4.画面上だけではなく印刷して確認する
ある程度チラシデザインが決まってきたら実際に印刷して確認しましょう。
印刷することで文字の大きさ、色味、レイアウトのズレなど画面上では見えない所が見えてきます。
金額や住所などの情報も一緒にチェックしましょう。
電話番号など店舗情報の誤記は取り返しのつかないミスになるので、何人かでチェックすることを心がけます。
最終的に問題がなければチラシデザインの完成です。
まとめ
今回は、デザイナー必見チラシデザインの参考になる、まとめサイトについて紹介してきました。
チラシデザインを作っていると同じようなチラシになってしましがちです。
そこでチラシデザインをまとめたサイトを、資料のように使いデザインの幅を広げていきましょう。
気になったチラシデザインを
- ターゲット
- 何を伝えて
- どうしてもらいたい
と分解して見てみるとさらにに発見があり面白いですよ。
もちろん丸パクリではいけませんが、いろんな素材や文字組みを組み合わせることでオリジナルのチラシデザインになっていくはずです。
ただ注意してほしいのは、デザイン性だけ求めターゲットを無視してはいけません。
ちゃんとターゲットに伝わるチラシデザインに仕上げましょう。
以上チラシデザインの参考になる、まとめサイトの紹介でした。