「トイレデザインでお店のイメージを上げて、集客に結び付けたい!」
店舗を新しく作る人や集客に力を入れたいあなたは、そう思っているはず。
「でもトイレデザインで集客できるのかな?」
「どんなトイレデザインが喜ばれているの?」
「もうすでにトイレがあるけど、変えられる?」
と思っていませんか?
実はお客様はトイレに厳しい意見を持っている人が、少なくありません。
でもだからこそトイレに力を入れば、顧客満足度が上がりリピートにつながります。
そこで今回は、トイレデザインで集客する仕組みと、実際にトイレデザインを作るときの考え方を解説していきます。
既存のトイレでできる方法も紹介しているので、「トイレがもうあるよ」って人でも参考になるはずです。
そして最後にはタイプ別に、実際にあるトイレデザインを写真付きで紹介していますのでぜひ参考にしてしてみてください。
飲食店の成功の秘訣はトイレのデザインで決まる?
繁盛している飲食店はトイレのデザインや掃除をきをつけています。
なぜならトイレを綺麗に保つことが顧客満足度を上げ、さらには従業員の意識ににまで影響を与えると知っているからです。
ただトイレ掃除だけをやればお客様さんが来てくれるのか、と言われればそうではありません。
トイレを綺麗に保つことは大前提で、そこにトイレデザインがプラスされることが重要になってきます。
例えば学校のトイレを想像してみてください、綺麗に掃除してあって清潔感を感じることができても、また行こうと思うような気になりますか。
なにか面白いことや、印象に残るデザインがないと、また行きたいと思うことはないですよね。
なので顧客満足度を上げるには、清潔感だけでなく、プラスして雰囲気がいいと思ってもらえるトイレデザインを演出する必要があるのです。
なぜ飲食店のトイレデザインが良いとリピーターにつながるのか
そもそもなんで、トイレなんだと思いませんか?
飲食店だと味や接客、お店の雰囲気がよければリピートしてくれそうですよね。
たしかに味も接客もお店の雰囲気も大事なんですが、トイレもそれと同じぐらい重要なんです。
ここでは、なぜトイレデザインがいいとリピーターが増えるのか解説していきます。
トイレが綺麗だと顧客満足度が上がる
トイレが綺麗だとお店全体の印象を上げる事ができ、結果顧客満足度を上げることにつながります。
トイレメーカー「TOTO」のアンケートでは、飲食店のトイレが綺麗だとお店のイメージがよくなる、と答えた人がアンケート回答者の8割にいました。
さらに外食時のお店を選ぶ基準の1つにトイレが綺麗がランクインしています。
このことから、トイレが綺麗だと顧客満足度が上がると言えます。
トイレが特徴的だと覚えてもらいやすい
トイレが綺麗なことに加え特徴的なデザインのトイレは覚えてもらいやすくなります。
なぜならトイレは客席と遮断してあり、誰にも邪魔をされないパーソナルスペースで安心できる場所だからです。
安心できるスペースが綺麗で特徴的だと、印象に残りやすくなります。
またお店のトイレが特徴的なら話のネタにしやすく、周囲の人に話してもらえる可能性もあります。
なのでお店のトイレを特徴的にすると、お客様さんに覚えてもらいやくなり、人に話してもらえる可能性が上がると言えます。
飲食店で喜ばれるトイレのデザイン5つの秘訣
どんなトイレデザインが喜ばれるのか気になりますよね。
ここではお客様が喜ぶトイレデザインを、5つにわけて紹介していきます。
清潔感がある
飲食店で1番大事なのは、清潔で安全ということです。
飲食では人の口に入るものを提供しているわけなので、清潔で安全が大前提になってきまし、お客様もそれを求めています。
いくらトイレが特徴的で素敵だったとしても、鏡に汚れが付いていたりトイレットペーパーが散乱していては意味がありません。
「TOTO」さんのアンケートの「こんなトイレだとうれしいと感じる」には、掃除が行き届いている、ニオイやがない、床が濡れていないが上位にきています。
トイレの清掃マニュアルを作り、常にベストな状態を保つよう心がけましょう。
部屋が 広く、インテリアが凝っている
トイレの空間が広く、インテリアがお店の雰囲気にあっていると喜ばれやすくなります。
特に女性に広々とした空間やインテリア効果あります。
例えば広い洗面台や照明、壁紙、小物系をお店の雰囲気に合わせたものにしてみたり、生花を飾ってみたりすると喜ばれるでしょう。
アメニティグッズが充実している
アメニティグッズがそろっていることも喜ばれます。
例えば、油取り紙や爪楊枝、香りの良いハンドソープ、生理用品など女性が使いたいものがそろっていると嬉しいと感じる人が多いです。
女性はテーブルにある爪楊枝は人目が気になり使いづらいので、トイレにあると助かるとの意見もあります。
トイレらしくない外観
トイレの外観に気をつける店舗が増えています。
なぜなら食事をしているときにトイレが見えてしまっては、雰囲気を壊してしますからです。
特に客席の少ない狭い店舗であれば、よりトイレが目立って視界に入りやすくなります。
そこで少し奥まった場所に配置したり、店内の壁紙の色と合わせて目立ちにくくする方法があります。
視界にトイレが入っても気にならないような工夫が感じられると、お客様さんに喜ばれるでしょう。
男女別になっている
店舗の広さによってできない場合がありますが、できれば男女別のトイレが喜ばれます。
TOTOの「どんなトイレが嬉しいと感じるのか」のアンケートでも男女ともに上位に入っているのが男女トイレ別にしてあるでした。
最近はコンビニエンスストアでもトイレを別にしている所が、増えてきていますよね。
飲食店でリピーターにつながるトイレデザインにする6つの方法
ここからは実際にお客様を引きつけるための、トイレデザインについて解説していきます。
店舗の設計時点でできることと、既存のトイレにできる施策を3つずつ紹介していきます。
既存のトイレにできることは、すぐに実践可能なのでぜひ試してみてください。
店舗設計からできること
トイレは一度作ってしまえば後で変更ができないので慎重に考えましょう。
お客様の導線や客数に合わせたトイレづくりが必須です。
ぜひ参考にしてみてください。
ターゲットに合わせたトイレづくり
お店のターゲットに合わせてトイレデザインを考えます。
例えば若い女性が多いお店のトイレデザインであれば、化粧直しスペースを確保するため洗面台を大きめに設計します。
また年配のお客様がターゲットであれば、トイレ内に手すりを設置するなど配慮が必要になります。
男性中心であれば洗面台を小さめにして、その分男性用の小便器を2台設置したりできます。
限られたトイレのスペースを有効に使ってお店のメインターゲットに必要な設備を考え設置しましょう。
男女を別に配置する
男女別のトイレは男女どちらからも喜ばれるので、スペースを確保できるのであれば設置しましょう。
男性と女性ではトイレの時間が違います、男性はファスナーを下ろせばすぐにできますが、女性だとそうはいきません。
基本的に40席に対して1つといわれていますが、女性中心の店舗であれば増やしたほうがいいでしょう。
トイレの数は途中で増やす事ができないので、余裕を持って設置したほうがいいです。
毎回行列が出来てしまう店舗はお客様に敬遠されてしまいます。
照明の選び方で個性的に
照明の選び方にも気を使いましょう。
お店の雰囲気を壊さないようにすることと、明るめの照明にすることを意識しましょう。
トイレ内が暗いと汚れがみえづらく、お客様が思わぬところで汚れてしまいクレームになってしまう可能性があるからです。
また掃除がしにくかったり、化粧直しがしづらくなるため、明るめの照明を設置しましょう。
できれば便器に1つ、洗面所に1つ用意したいところです。
既存のトイレにできること
既存のトイレでもできる施策はあります。
ターゲットに合わせた施策でリピーターを確保していきましょう。
ターゲットに合わせたアメニティグッズの設置
ターゲットに合わせたアメニティグッズを設置しましょう。
若い女性がターゲットであれば、香りのいいハンドソープやハンドクリームが喜ばれます。
万が一のときに生理用品があったら嬉しいとの声もあります。
年配の方がターゲットであれば、生花を花瓶に飾ると喜ばれます。
生花は放置すると枯れるので、綺麗な花が飾ってあるとトイレまで気を使っているお店なんだとアピールにもつながります。
焼肉店だとマウスウォッシュを用意しているところもあります。
お店のターゲットに合わせたアメニティを考え設置しましょう。
物置台を設置
トイレに荷物置きがあると喜ばれるので、ないときは設置しましょう。
女性がトイレにポーチを持ち込むときに、置く場所がなく困っている人が少なくありません。
洗面台と近すぎると濡れる場合があるので、1段高くしたり、少し離すなどして設置します。
トイレチェックを頻繁に行う
トイレでは思わぬトラブルが発生しやすい場所でもあります。
例えばトイレットペーパー切れや洗面台が水浸し、便器の汚れ、つまりなどトイレの管理を徹底していきます。
細かなマニュアルを作るのもありです。
トイレの乱れは顧客満足度の低下に直結しますので、気を付けていきましょう。
参考にできる!飲食店のおしゃれなトイレデザイン5選
ここでは、トイレデザインの参考になりそうな写真を探してきたので、タイプ別に紹介します。
どれも個性があったり、雰囲気が良かったり、お客様に喜んでもらえるトイレデザインになっているのでぜひ参考にしてみてください。
和風テイストのトイレ
漆喰の壁や笹、障子で和風のイメージを表現しています。
手すりもあり年配の方でも喜ばれるトイレデザインでしょう。
個性的な壁紙のトイレ
非日常感を味わえる個性的なトイレです。
お店のテイストに合わせた壁紙にすることで、1度入ったら忘れられないトイレになるでしょう。
シンプルにまとまっているトイレ
壁紙と照明の色を統一したシンプルなトイレです。
シンプルな作りなので、生花が映えるトイレデザインと言えます。
ポーチを置く場所や鏡にライトが付いているので化粧直しがしやすく女性に喜ばれるトイレでしょう。
思わず写真に撮りたくなるトイレ
長野県の斑尾高原スキー場にトイレです。
店舗のある土地柄に合わせたトイレデザインもお客様に喜ばれるでしょう。
壁紙だけプリントにしてしまえばいいので、費用が抑えられます。
既存のトイレでも壁紙を貼り変えるだけで全く新しいトイレデザインにできます。
世界の変わったトイレ
こちらはロンドンのレストラン&バーの「SKETCH」というお店のトイレです。
空間の中に卵型のトイレが並んでいます、男女の区別がないロンドンらしいトイレになっています。
お店の名物になっているので、特徴的なトイレで集客をしたいなら参考にしてみても面白いです。
まとめ
今回は飲食店のトイレデザインをテーマに解説してきました。
トイレデザインに力を入れることで顧客満足度が上がり、口コミを広げることでリピーターをつけることができます。
そのためのポイントは
- 清潔感がある
- アメニティ充実している
- 広くインテリアがそっている
- トイレらしくない外観
- 男女別になっている
この5つのことを意識して、お店のターゲットに合わせたトイレデザインを作っていきましょう。
現在の飲食店は客単価を上げるために素材や内装に力を入れる所が増えています。
それでもトイレに不満を持つお客様はまだいるようですので、ここでトイレデザインに力を入れて他店との差別化をはかりましょう。
以上飲食店のリピーターを呼ぶトイレデザインでした。
ぜひ素敵なお店を作り上げてください。