「お店の開業を考えているけど、どういう店舗デザインにしよう…」
「店舗デザインの知識を増やしてイメージを固めたい」
「店舗デザインについて詳しくなれる本が知りたい!」
「色々な店舗デザインの事例を見て参考にしたい!」
お店を新しく開業する時ってどんな店舗デザインにしようか悩みますよね。
失敗しないためにも、店舗デザインを依頼する前に具体的なイメージを固めておきたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
でも、いざイメージを固めようとしても、デザインの知識がないとなかなか具体的に固まらないですよね。
そこでおすすめなのが、本で店舗デザインの知識を学ぶことです。
本は実際に店舗デザインを数多く手掛けている著名デザイナーのノウハウが詰まっているので、デザイン設計に関してより深く理解できます。
今回は、店舗デザインに関して学べるおすすめの本を紹介していきます。
店舗デザインの基本を学べる本に加えて、業種別におすすめの参考本も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
店舗デザインの重要性とは
店舗デザインはお店の印象を左右する部分です。つまり、店舗デザインによって、売上はもちろん従業員のモチベーションにもつながる重要な役割を持っています。
店舗の外観デザインが魅力的であれば、お店の前を通りがかる人々に「このお店気になる」と思ってもらえ、その後の来店にもつながるでしょう。
また、店舗の内観デザインは実際に来店したお客さんの満足度に関わります。
お客さんのニーズを把握した空間を演出し、「もっとここにいたい」という意識に働きかけられるとリピーターの増加にもつながります。
このように、店舗デザインは事業の成功を左右する重要な要素であり、顧客が何を求めているかを把握し、そのニーズに応えた店舗デザインにすることが大切です。
店舗デザインの基本を学べる参考本3選
- お店の解剖図鑑
- 実践テキスト店舗の企画・設計とデザイン
- 話題のショップをつくる注目の空間デザイナー・建築家100人の仕事
店舗デザインに関しての基本部分が学べるおすすめの参考本を紹介します。
『お店の解剖図鑑』
飲食店やアパレル、雑貨屋など様々なお店の行きたくなる仕掛けが分かりやすく解説されています。設計者や施主はもちろん、お店を利用する全ての人に向けた内容になっているので、どの目線からでも楽しめるのもポイント。
デザイナー目線での考察や専門用語の解説などもあり、入門編としておすすめ。可愛らしいイラストと簡単な文章によって記されているので、スラスラと楽しく読める一冊です。
『実践テキスト店舗の企画・設計とデザイン』
『実践テキスト店舗の企画・設計とデザイン』は、主に小規模の店舗設計プロセスを学べる入門書。
実例を通して学べるので、イメージしやすく分かりやすい一冊です。
実務入門書ではあるものの、学校の教科書など幅広く活用できる内容構成になっています。
『話題のショップをつくる注目の空間デザイナー・建築家100人の仕事』
統一されたデザインで場の魅力をつくりだす、空間デザイナーと建築家たちによる洗練されたデザイン事例が詰まった一冊。
空き家を生かしたリノベーションなど、新しい発想でこれまでになかった空間を作り出したデザイナーたちの仕事がプロファイル形式で紹介されています。
様々な空間デザインの写真が数多く掲載されているので、店舗デザインの参考になりますよ。
店舗オーナーはもちろん、ブランディングを手がけるグラフィックデザイナーにも役立つ1冊です。
【飲食業界】おすすめ店舗デザイン参考本5選
- 人気店舗デザイン年鑑2020
- 飲食店設計マニュアル デザイナーのための飲食店設計資料集
- ダイニングバー&居酒屋 店舗設計資料集
- 小さなお店のショップイメージグラフィックス
- good design cafe vol.2
飲食業界の方におすすめの店舗デザイン参考本を紹介します。居酒屋やカフェなど、業態ごとに特化した本もあるのでぜひ参考にしてみてください。
『人気店舗デザイン年鑑2020』
和食レストランや居酒屋、焼肉店など計98店舗の店舗デザイン事例が掲載されている『人気店舗デザイン年鑑2020』
設計会社や店舗オーナーのコメントがついているので、これから飲食店舗のデザインを依頼しようとしてる方はぜひ読んでおきたい一冊です。集客方法、来店客数、年間広告費など経営参考書としても活用できますよ。
『飲食店設計マニュアル デザイナーのための飲食店設計資料集』
飲食店設計に関わっている現役ベテランデザイナーのノウハウが詰まったこちらの一冊。
店舗例約40業種、約120店舗の平面図事例をもとに、フードビジネスが求める”成功を導くためのデザイン”についてのリアルな考察、レイアウトなどが掲載されています。
大規模な店舗事例がメインに掲載されているので、小規模の店舗レイアウト構成が見たい方は注意しておきましょう。
『ダイニングバー&居酒屋 店舗設計資料集』
ダイニングバーと居酒屋の設計手法を、設計基礎編、設計実例編、ディテール編を通して図面を主体に解説した一冊です。
店舗の大きさに応じた平面計画例やアプローチの考え方など、ダイニングバー・居酒屋の店舗設計について幅広く掲載されています。
やや古い本ではあるものの、飲食業の店舗設計に関して基本的な知識を学べるので読んでおいて損はないでしょう。
『小さなお店のショップイメージグラフィックス』
近年全国的に増えている、デザインにこだわった小規模ショップ。『小さなお店のショップイメージグラフィックス』では、そんな個性的でおしゃれなショップ87軒の店舗デザインとグラフィックツール、プロモーションツール、ショップの見取り図が掲載されています。
小規模だからこそできるこだわりの店舗デザインの数々は、思わず目を引いてしまうものばかり。これからおしゃれなお店を開業したい方はもちろん、リニューアルを考えている方やグラフィックデザイナーの方にも参考になる1冊です。
『good design cafe vol.2』
コーヒースタンドから和カフェまで、さまざまなスタイルのカフェを50件掲載した『good design cafe』。
写真やデザインのコンセプトなど、各種データを交えて紹介されています。
掲載店は、サードウェーブコーヒー、ベーカリーの他にもビアバーやチョコレートショップなど。
また、巻頭にはカフェのオーナーが現在のスタイルに辿り着くまでのストーリーがインタビュー形式で掲載されているので、開業希望者やカフェ好きな方には特におすすめの一冊です。
【美容業界】おすすめ店舗デザイン参考本5選
- 流行るスペース&インテリア59の実例 美容室店舗デザインBOOK
- はじめての美容室デザイン
- サロンリフォームBOOK
- HAIR SALON DESIGN
- 小さなサロンのインテリア
美容業界の方におすすめの店舗デザイン参考本を紹介します。
『流行るスペース&インテリア59の実例 美容室店舗デザインBOOK』
厳選された美容室の店舗デザインの実例を坪数別に紹介したこちらの一冊。
59店舗のデザイン事例をもとに、流行るサロンのスペースやインテリアのツボを分かりやすく紹介しています。
顧客ターゲット別のデザインバリエーションや、出店までのストーリーなども掲載されており、新規出店者やリフォームを考えている方はぜひ読んでおきたい参考本です。
『はじめての美容室デザイン』
50サロン以上の店舗デザイン事例が掲載されている『はじめての美容室デザイン』。6坪から28坪まで、広さに応じたデザイン事例が写真付きで解説されているので、デザインプランの参考になることでしょう。
コンセプトや空間計画など、店舗デザインを依頼する前に抑えておきたいポイントが載っているので、サロン開業を考えている方にぴったりの一冊です。
『サロンリフォームBOOK』
『サロンリフォームBOOK』では、店舗デザインのリフォーム、リノベーション事例が紹介されています。
改装前、改装後どちらの写真も掲載されているのがポイント。
様々なサロンの成功事例が掲載されているので、店舗リフォームをお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
『HAIR SALON DESIGN』
必ず押さえておきたい設計ポイントや、セットミラーやシャンプースペースの「ディテール図面集」などを掲載した『HAIR SALON DESIGN』
美容室30件、エステ・ネイルサロン5件の計35店舗が紹介されており、トラブル回避テクニックなども載っています。
また、デザイナーとスタイリストが語る「開業ストーリー」などのインタビュー記事もあるので、ヘアサロンを開業したい方はぜひ手元に置いておきたい一冊です。
『小さなサロンのインテリア 2』
300ページを超える豪華なインテリア本『小さなサロンのインテリア 2』。
おしゃれで個性的な美容室の店舗デザインが全80サロン掲載されています。
10坪以下、11坪~15坪、16~20坪など、規模別で紹介してくれているので、自分に合った規模の店舗デザインが見れるのは嬉しいポイントですよね。
店舗、経営に関するコラムや関連企画も充実しているので、経営の参考書としても役に立つ一冊です。
失敗しない店舗デザイン会社の選び方
- 会社ごとの得意分野を把握する
- デザインテイストはマッチしているか
店舗デザインは、大きなお金が動くからこそ絶対に失敗したくないもの。
その会社の得意分野は何なのか、どのようなデザインテイストなのかは事前に把握してきましょう。
会社ごとの得意分野を把握する
店舗デザイン会社はそれぞれ得意とする分野を持っていることが多いので、各デザイン会社のサイトなどを見て、得意分野は把握しておくべきです。
飲食関係が得意な会社もあれば、美容系が得意な会社もあるので、自分の業種に合った店舗デザイン会社を選ぶと良いでしょう。
また、女性目線ならではの柔らかいデザインを得意としている会社もあります。
デザインテイストはマッチしているか
デザイナーによって得意とするデザイン領域は異なります。
自身のお店のコンセプトと大きくかけ離れたデザインテイストではないか、過去の事例などを見てあらかじめ確認しておきましょう。
お店のブランディングに大きく関わってくる部分なので、各会社のデザインの雰囲気を把握しておくのはとても重要です。
こちらの記事では、店舗デザイン会社の選ぶときのポイントやおすすめの会社を紹介していますので、ぜひ併せて読んでみてください。
店舗デザインのご依頼なら「DESIGN VIKING」
『DESIGN VIKING』は、ファサードなどの店舗デザインはもちろん、経営に必要不可欠なデザイン制作を月額定額制で頼めるサービスです。
経営者の事情や心情を熟知したデザイナーが、依頼内容の背景に着目し、よりターゲットユーザーにマッチする店舗デザインを提案いたします。
スポットでのご依頼もお受けしておりますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
店舗デザインは、人で例えるなら第一印象であり、売上に大きく関わる重要な役割を持っています。
自分の業種に合った考え方や事例を見ておくことで、作りたい店舗デザインのイメージをより明確化できるようになります。
具体的なイメージを固めておけると、実際に店舗デザインを依頼する際にデザイナーとイメージの共有がしやすくなり、進行がスムーズになるでしょう。
ぜひ今回紹介した参考本を、店舗デザインのアイデアに役立ててください。